祭り・宗教

「占い」の由来

「占い」の由来

最近また占いブームが来ているような気がします。 芸能界界隈では、ゲッターズ飯田さんや、手相の島田秀平さんなどが活躍しているし、心霊系・スピリチュアル系のテレビ番組もまた増えてきている。 個人的には怖い話や心霊・超常現象など、結構好きなジャンルなのですが、あまり傾倒しすぎると痛い目を見るという事例もよく聞きます。 占いといえば、デパートの片隅や、駅前の辻占い師などでしかあまり見かけないけど、私の知り合いの中に占いが好きで占い館という専門店に足を運んで占ってもらっている人もいます。 大人になると占いにハマる人、ハマらない人、世の中二つに分かれると思いますが、子供のころは結構みんな信じてた気がします。 学校で手相やおまじないなどは必ず流行りましたよね。 さて今日はこの「占い」という言葉について語源を調べてみたいと思います。 占いの語源 うらないという言葉は「うら」と「ない」で分けられるようです。... »

「鯉のぼり」 の由来

実家に私の鯉のぼりの旗竿が残っています。 蔵の軒下に括られたその長さは10メートルも後半。 その重さを考えると、どうやってそれを立てたのか、また倒したのか、運んだのか当時のことをおもうと非常にロマンを感じます。 日本では男の子が生まれると、武者人形や旗のぼりがあげられお祝いします。 その中でも一番豪華で大きく、お金がかかるのが鯉のぼりといえましょう。 ある意味では見栄かも知れません。子どもの記憶に残ることはそれほどなく、大きくなってから写真で確認する程度。 笑い話ですが、私の体験では屋根より高い鯉のぼりが泳ぐ姿より家の中で鯉をくぐった思い出の方が残っています。 でもなぜ鯉なのか?子供のころから抱いていた疑問の答えを今日見つけました。 「鯉のぼり」がどこからきたか 端午とは、五月の初めの午(うま)の日という意味。 つまり定まってはいなかったのです。それがいつのまにか五月五日に固定、理由はわか... »

「破魔矢(はまや)」 の由来

不思議におもうことがある。 正月に神社やお寺に行ってなぜ矢を買ってくるのだろうか? 新生児の初節句にも矢が贈られることもある。 うちの実家などは古い慣習が残っているので隣近所などからもお祝いが届いたりするのだが知人・親せき関係といった範囲を広げると未だにこの風習は全国的に根強いらしい。 家を新築した際の上棟式に棟の上に弓矢を立てるという習わしもあった。 言われてみれば小さいころの記憶ではその時に、餅やらボールやらお金やらといったものがまかれた。 あの時に矢印のものから五色の旗が垂れさがり、何やら華やかだった記憶がある。 最近はその安全性から省かれることがほとんどらしい。 破魔矢、その漢字が示す通り魔よけの意味を持っているのだろうけど その役割や意味はよく知らなかった。 ■「破魔矢(はまや)」の由来 正月に弓の技を試す「射礼」(じゃらい)という行事がったのだそうだ。 「ハマ」とは競技に用いら... »

「狛犬(こまいぬ)」 の由来

似て非なり。 神社とお寺の違いというのは日本人にとって曖昧な感じがする。 しかしそれは世界の宗教観からいえば極めて異質なことなのだろう。 例えばインドとパキスタン。仏教とかヒンズー教とかそれほど詳しくはないけど国境の接する二つの国はその宗教の違いでいつ着火してもおかしくないような緊張関係。 今の日本人の宗教観というのは、この国の人独特の曖昧さとおおらかさそこに千年を超える歴史の経緯がそうさせたと思われる。 ■「狛犬(こまいぬ)」の由来 例えば今日取り上げる狛犬はというと私は神社独特のものかと思っていた。 しかし現実はそれとは程遠い。 その風貌が示している通り、空想上の生き物である「獅子」がその原型となりその獅子はというともちろん大陸、たぶん中国辺りでで生まれたものと思われる。 起源はおそらくインドや中央アジアに棲息していたライオンであろう。 日本に狛犬の原型である「獅子」が伝わったのは飛鳥... »

「クリスマス」 の由来

若いころはこの日が来るのが苦痛でした。 なんとなくソワソワしますが、特別用事もない。 気がつくといつも、なぜか男ばかりが集まってパーティをしているといった具合。 一年でその日にしかあわない友達なんかも混ざっていて一体何のために集まっているのか??? そんな事を考えることもなく・・・ やはり一人では寂しいので毎年毎年同じようなことをして過ごしていました。 一番思い出深いのは確か20歳のクリスマスで、その時の企画は鍋パーティ。 食べられるものに限定したんだけど、誰かがチョコレートを入れた辺りから空気が一変してたくさんのことを悟らされた日となりました。 まぁそれはそれでいい思い出ってことで。 ■「クリスマス」の由来 クリスマスとはもともと収穫を感謝する冬至のお祝いでした。 家族や友人同士が集まって楽しく会食し、厳しい冬に備えて体力を蓄えるのがその趣旨。 となると我々のやっていたことは本流なのかも... »

「早苗饗(さなぶり)」 の由来

「早苗饗(さなぶり)」 の由来

限りなく方言に近い気がしていたのですが、実は全国的に言うようですね。 皆さんは「さなぶり」という言葉はご存知でしょうか? 「さなぶり」とは簡単に言えば、田植えを終えた祝いのことです。 田植えを無事に終えたことを神さまに感謝し、人にも感謝し宴が催されます。 それほど盛大にやる一大行事なのか?と思われるかたも多いことでしょう。 手植えだった時代のことを考えると多くの人手を掻き集めて必死に植えた光景が容易に想像できます。 あの腰を曲げて植える姿は体験した人にしかその苦労はわからないことでしょう。 親戚、縁者、その他にもご近所と助け合うことでおそらく数週間はかけて行われたのではないでしょうか。 お疲れ会と考えたならば、当然行われてしかるべきではないでしょう。 今では機械化が進み、実際に植えるのはひとりかふたり。 そういったことからも、「さなぶり」は消えつつあるかもしれません。 兼業の私の実家では、... »

「くんち」 の由来

私は長崎に行ったことがない。 長崎といえば原爆と坂本龍馬、オランダ村くらいしか知らない。 親が旅行にいって帰ってきたのでお土産やる(土産話も込み)から来いっていわれて、特に興味もなかったが、長い話なのでいくつかは頭に残っている。 坂が多くて移動が大変だったらしい。 夏だから普通に暑かったらしい。(帰りは台風から逃げ帰った) そして、「くんち」というお祭りがあるらしい。 焼き物とかガラスとか「らしい」土産の中に、この「くんち」の扇子があった。 なるほど異国の匂いを感じる(確かにお香の匂いも混じってた) 中国っぽい竜の人形をみんなで担ぐ姿や、御神輿が階段を駆け下りるといった光景が描かれている。 宮川大輔同様に世界の祭りに興味がある私としてはこの話には若干喰い付いたが、親とて実際に見たわけではない。 ということで調べてみた。 「くんち」とは、九州北部における秋祭りに対する呼称らしい。 収穫を感謝... »

「ねぶた」 の由来

遠い場所の夢物語そんなふうに思っていたのですが、最近は身近な場所でも見ることが出来るようになりました。 関東辺りまでは、けっこう「ねぶた」がやってくるのです。 もちろん本家の終わった後だったり、古いものだったり理由や制約はあるのでしょうがとにかくありがたい。 最初に見たときは大変感動しました。 二度目三度目になると、その感動は最初ほどではないにしろ、その分冷静になり、細部にまで目がゆきわたります。 昼間見るとその作りの細かさに感動し夜に改めてみると、ただただその勇ましい姿や、飛び出してきそうなほどの表情の豊かさに圧倒されるのです。 「いやぁ~あのねぷた、すごかったなぁ~。」 「おいおい、ちょっと待てよ。ねぶたとねぷたは違うから。」 青森の友人がよく怒っていたのを思い出します。 ねぶたとねぷた何が違う? 簡単な違いはやはり「場所」のようで、ねぶたは青森市、ねぷたは弘前市となります。 弘前市近... »

「閻魔大王(えんまだいおう)」 の由来

恐ろしいものといえば何を想像しますか? そんな質問を受けたなら私は迷わずこう答えることでしょう。 「閻魔大王です。」 なんで怖いのか・・これはもちろん独りよがりとほんのちょっとの知識からですが、デカイ!舌を抜かれる!そして一番は圧倒的なのはその名前の迫力からでしょう。 そんなわけで今日は「閻魔大王(閻魔さま)」を調べてみたいと思います。 ところで閻魔さまはどこから来たのだろうと調べてみれば、仏教・ヒンドゥー教からなのだそうです。 これは知りませんでした。 あんまり宗教からってイメージではなかったので驚きです。 具体的なお仕事のほうは、死んで地獄へやってきた罪深き人々を生前の行いについて裁判にかけることだそうです。 ここで注意点がございます。 法廷には閻魔大王の管轄以外に全部で十回ほどの段階があるそうです。 日本では三審制が用いられていますがそれに置き換えていただけば十審制と理解できるかと思... »

「あみだくじ」 の由来

仏、仏と念じていたら不思議な言葉が舞い降りました。 それは「あみだくじ」です。 もしかしたら「阿弥陀くじ」なのかしらと。 そもそもあみだくじとは・・線を引いた片隅に当たりや外れの印・金額などが記載され隠した上で各々が選択し引き当てるくじのことです。 皆さんも少なくても人生で数回は体験したことと思います。 先日、めちゃイケ新メンバーオーディションを見ていると若手芸人の間に、良く知る大物芸人が混じっています。 その人は懐かしいかぶりもの。 そして片足をあげ両手を広げて一言「ぱ~~。」 その響きも懐かしくてタイムスリップした感覚におそわれました。 もちろん私より若い世代にはなんのことやらかもしれません。 もう20年ほど前のことでしょうか。 土曜日の夜といえば・・人気を二分していた番組があったのです。 一つは「八時だよ!全員集合」のドリフターズ。 そしてもう一つはこの大物芸人「明石屋さんま」とビー... »

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