農業

「ヰセキ(ゐせき)」 の由来

農業機械の生産高は、クボタ、ヤンマーに次いで日本第3位の「ヰセキ」。 ブランド名が「ヰセキ(ゐせき)」なのだそうで、井関農機株式会社が正式な会社名。 その歴史は1926年、愛媛県松山市で井関邦三郎(いせき くにさぶろう)さんが「井関農具商会」を創立したことに始まる。 つまり「ヰセキ」は創業者「井関」さんの苗字からきている。 失礼ながら馴染みの薄い苗字。 調べてみると全国順位1,481位で全国にはおよそおよそ11,600人がいるらしい。 一万人以上いるということは探せば近くにもいるかもですね。 現在は三位に甘んじているヰセキですが、かつてはその農業機械の開発で一世を風靡しました。 1960年代、日本の稲作に適した田植機、コンバインの開発競争の際には他の追随を許さなかったと言います。 コンバインでは日本型のコンバイン「HD50」を最初に開発。 これは自脱型コンバイン、つまり稲や麦を刈り取りなが... »

「早苗饗(さなぶり)」 の由来

「早苗饗(さなぶり)」 の由来

限りなく方言に近い気がしていたのですが、実は全国的に言うようですね。 皆さんは「さなぶり」という言葉はご存知でしょうか? 「さなぶり」とは簡単に言えば、田植えを終えた祝いのことです。 田植えを無事に終えたことを神さまに感謝し、人にも感謝し宴が催されます。 それほど盛大にやる一大行事なのか?と思われるかたも多いことでしょう。 手植えだった時代のことを考えると多くの人手を掻き集めて必死に植えた光景が容易に想像できます。 あの腰を曲げて植える姿は体験した人にしかその苦労はわからないことでしょう。 親戚、縁者、その他にもご近所と助け合うことでおそらく数週間はかけて行われたのではないでしょうか。 お疲れ会と考えたならば、当然行われてしかるべきではないでしょう。 今では機械化が進み、実際に植えるのはひとりかふたり。 そういったことからも、「さなぶり」は消えつつあるかもしれません。 兼業の私の実家では、... »