動物

「ブルドック」 の由来

あんなに怖い顔をしているのに温厚で、逆に親しみやすさをおぼえるブルドック。 実はそこには人間に翻弄された深い歴史があったのでした。 ブルドッグは、元々は闘犬で13世紀頃からイギリスで行われていた「ブル・ベイティング(雄牛と闘わせる)」という場所で活躍していました。 ブルドッグという名前もそのブル・ベイティングに由来しているのだそう。 「ブル」とは、「雄牛」を意味していたのです。 そこでのブルドッグの役割は、牛の足や鼻などに噛み付き興奮させ、荒れ狂わせること。 そういった役割から、ブルドッグに求められたのは見た目の美しさではなく、とにかく獰猛で攻撃的な性格。顔は付随したの? 庶民の娯楽として人気を集めていたブル・ベイティングは19世紀ころまで続きましたが、1835年に法律で禁止されると同時に廃れてゆきます。 仕事を失ったブルドッグはというと、ただの獰猛な犬とみられ絶滅の危機をむかえるのでした... »

「ハツカネズミ」 の由来

「まちのねずみといなかのねずみ」という話がある。 都会に住んでいるねずみと田舎に住んでいるねずみとが互いの家に訪問する話。 いなかのねずみは、朝摘みいちごやはっぱの布団でもてなしますが町のねずみは不満。 都会に住んでいるねずみは田舎のことを退屈なところと馬鹿にします。 都会は最高という町のねずみについて、いなかねずみは町へいきますが、何度も危ない目にあってしまい・・・ どこに住むのではなくどのように暮らすのかが重要である ということを教えてくれるイソップ物語。 全くその通りという感じのするこの童話。一言で表すと… 住めば都・・・いやこれだと都会を重視しているかのようで馴染まない。 私の経験上から語らせて頂けば、田舎のねずみより都会のねずみの方が肥えている これは間違いない。 ■「ハツカネズミ」の由来 さて上述のネズミたちと全く違う人生を歩むネズミさんも存在することを皆さんは忘れていないだろ... »

「パンダ」 の由来

見た目は可愛いけど実は凶暴なんてことはよくあります。 これは最近噂の肉食モデル・・・ ああ話が違うほうにいきそうなので修正。 今日の話題は動物のほうでした。まぁ人間も動物ではありますが・・・しかも肉食女子。 ほら、オーストラリアにいる抱っこするとかわいい・・・それはもちろんコアラなんですがまたまた間違えました。今日の由来はパンダでした。 今日の俺どうしたんだろ。若年性ボケかな・・・ ■「パンダ」の由来 白と黒の一見かわいい大きなぬいぐるみのようなパンダ。 その名前の由来には、ネパール語説と中国語説があるといいます。 ネパール語説では、「竹を食べるもの」を意味する「ネガリヤーボンヤ」からきたとか「手のひら」を意味する「パンジャ」からからきたとされているそうですがどちらかといえば、「竹を食べるもの」の方が有力とされているそうです。 確かに、手のひらといわれてもどんな特徴か想像できませんが食べ物... »

「モグラ」 の由来

最近立て続けに土の盛り上がった場所、通称「モグラ塚」をみました。 もしかしたらまた大きな地震が来るのか? いやいやそんなわけはありません。 鯨や鯰じゃあるまいし・・・ 私がそう考えたのは、モグラはいわゆる地中で生きるものであり地表の変化に敏感かななどと浅知恵で思いついたわけです。 地中の変化に敏感に反応して間違えて地表にでてきてしまったの? ■「モグラ」とは しかしよく考えて見ると、ほかの生き物と違ってモグラは我々の生活に身近ではなくその生態をよく知りません。 少し調べてみました。 モグラは漢字だと土竜などと書くそうです。 そのベールに包まれた存在にはピッタリかもしれませんが。 モグラはトガリネズミ目・モグラ科 (Talpidae) の哺乳類のだといいます。 これにも少し驚きですね。 我々の同胞というわけです。 余談ですが、昔、週刊明星に連載された三島由紀夫さんの「不道徳教育」に「処女膜は... »

「パンダ」 の由来

夕方からどこのチャンネルも速報扱いで報道している。 レポーターは現場に向かい神妙な面持ちでスタジオと必至にやり取りしている。 何事があったのかと聞き耳をたてると・・・パ ン ダ だ。 7月5日、上野動物園の雌のジャイアントパンダ「シンシン」が午後0時27分に赤ちゃん1頭を出産したと発表された。 母子ともに健康だが、子の性別は不明とのこと。 上野でパンダの赤ちゃんが生まれるのは1988年以来24年ぶりで実に4例目。 自然繁殖では初めてってことで、騒ぎとなっているのか? それとも日本国民は根っからのパンダ好きなのか? 大変申し訳ないが、そもそも私はまったく興味がないし特別見に行こうとも思わない。 知り合いが台風の中、上野公園まで足を運び、パンツの中までビチョビチョになったのに興奮しながら「でも誰もいなかったからパンダはよく見えたんだよ~。」なんて話してても失笑を隠しながらお土産のビスケットを黙... »

「アヒル(鶩・家鴨)」 の由来

先日、田んぼでアヒルを飼っている人のお宅にお邪魔しました。 お尻を左右に振りながら、スマートとは言えないその体系で一列に列をなして歩く姿はなんとも愛らしいというものでした。 そこでは、よく聞く合鴨農法(あいがものうほう)をアヒルで実践していて、話を聞いてみると、嘘か真かは分かりませんが、鴨よりよく働くとの事。 もちろん草取りをさせるわけですが、落とした糞は肥料となり、掻き混ぜた泥のおかげで水が濁り草が生えにくくなる。 最近は一匹の購入単価が上がったとは言うものの、その影響はお金では計り知れないとのことでした。 ついでに近所の子供が遊びに来るのでその賑わいも楽しいらしい。 最近は外で遊ぶ子供・・・見かけませんからね。 ■アヒルの名前の由来 今日調べて初めて知ったのですが、なんと・・・ アヒルはカモから人為的に作り出された生き物なのだそうです!知りませんでした。 アヒルは、カモ科のマガモから人... »

「トナカイ」 の由来

「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~」と書いている今はまだ夏なのですが・・・ 今日はトナカイさんの由来です。 たまたま検索に引っかかったトナカイさんについて読んでいたら、驚くべきことが書いてあったのです。 トナカイは、シカ科の哺乳類で主に北極圏に生息していますよね。 枝状の大きな角を持ち、よく見かけるのはやはりクリスマス。 サンタさんが世界の子供たちにプレゼントを配りに行くそのお手伝いとしてソリを引く姿が印象的というか、それが全てかもしれません。 我々の知る動物の中には日本語と異なる名前を持つ動物がたくさん存在しますが、トナカイもその一つだというのです。 知りませんでした。 英語での呼び名は「カリブー」と言います。 そんな呼び名聞いたこと無いです。 トナカイ(漢字は馴鹿)は日本での呼び名となります。 「馴鹿」は「じゅんろく」と読み「飼いならされた鹿」の意味だそうです。 そしてこの「トナカイ」と... »

「マムシ」 の由来

小さな女の子がボソッて呟いたんです。 「おかしいよ。虫じゃなくて動物でしょ。」 正確には動物でもないんだけど・・ 爬虫類なんて分類にはまだまだご縁のないほど幼い少女にそれ以上の反論はしませんでした。 しかし言われてみればこれはおかしな話。 虫じゃないのに「まむし」ときた。 これは由来を調べてみなくては。 マムシとは・・ クサリヘビ科の毒蛇の総称なのだそうです。 クサリヘビ科とは、爬虫綱有鱗目に属する科だそうです。 日本に分布する種としてはニホンマムシ、ツシママムシ、ヒメハブ、サキシマハブ、ホンハブ、トカラハブ、タイワンハブなど。 へぇ~。ハブとマムシは同じ分類なのですね。 灰褐色の地に大きな銭型の斑紋があるのが特徴。 カエル・ネズミなどを食べるそうです。 マムシの由来 由来はなんと!「真虫」からと考えられるそうです。 「虫」に、本当とか「真性」という意味で「真」がつけられて「真虫」になった... »

「ナメクジ」 の由来

どんなくじ?ナメクジ 何を食べる?ただただ舐める なんだか駄洒落やら、妄想やら色々生まれそうな名前。 イメージ通りのかなりのグッドネーミング。 今日は「ナメクジ」について調べてみます。 ナメクジとは・・ 腹足綱有肺類ナメクジ科の軟体動物に分類されるそうです。 この「腹足綱有肺類」って言葉、気になりますね。腹足綱(ふくそくこう)と有肺類にその意味で分けられるようです。 有肺類とは、えらがない代わりに外套腔内に血管が集まっていて、空気中の酸素を取りこむ肺の役割を果たすという種のことだそうです。 ちなみに雌雄同体。 腹足綱はというと、軟体動物が多く属するもので、巻貝を持つものが多く分類されるそうです。 さて話をナメクジに戻すと、虫ではなく、陸生巻貝に分類され、殻は退化してしまい見られないそうです。 語源 由来 「ナメ」については「滑らか」に移動することからという説が有力なそうですが、「舐める」よ... »

「柴犬」 の由来

今日は柴犬(しばいぬ、しばけん)について書いてみましょう。うちにも歯の出たオスがいまして、それがどうにもかわいいわけですが、ふと思ったわけです。日本に昔からいる犬って私の知る限りみんな地名なわけですよ。なのに、なぜこの種類だけ「柴」なのだろう?柴犬は日本古来からの犬種で体長はだいたい38センチ前後。小型犬種に属するそうです。日本には天然記念物に指定された七つの犬種(現在は六種)があるそうです。六つをあげてみましょう。秋田犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、北海道犬、そして柴犬。色々いるんですね。白や黒や混じりやら。甲斐犬や紀州犬などは名前は聞いたことはありましたが、初めてみました。でもやはりみな地域名なわけですよね。もちろん特定の地域のみに以前から生息した犬はたくさんあるようです。これらを「地犬」と呼ぶそうですが、かつては各地に数多くの地犬がいたそうです。薩摩犬、琉球犬、仙台犬、屋久島犬、岩手犬、... »