歴史

「醍醐味」の由来

「醍醐味」 の由来

深い味わい、本当の面白さ、物事の神髄等をいう言葉に”醍醐味”があります。 よく使う言葉ですが、このような漢字を書くとは思いませんでした。 何だか難しそうですね。 辞書で調べると、上記の意味の他に「醍醐のような最上の教え」「醍醐のような味、すなわち美味をほめて言う語」とあります。 どうやら醍醐自体が何かを表すようです。 「醍醐味」の由来 醍醐味は元仏教用語で五味の一つといわれています。 五味というのは、牛や羊の乳を精製する過程における五段階の味のことで、醍醐味はその最上級。 下から ●ミルクそのものの味である”乳味(にゅうみ)” ●ミルクを煮詰めた練乳の味”酪味(らくみ)” ●酪を固めたバターの味”生酥味(しょうそみ) ” ●生酥をさらに熟成したものの味”熟酥味(じゅくそみ)” ●そして熟酥をさらに完成させた究極の味である”(だいごみ)” 究極の味である「醍醐味」に至るには、途方もない労力と... »

「維新(いしん)」 の由来

最近世間を賑わせている「維新」という言葉が気になりました。 江戸から明治にかけては、日本の変革の中でもたいへん大きな意味を持っていて、幕末の志士の名前の認知度からしてもそれは明らかであります。 日本では単に「維新」と呼ぶ場合、明治維新(めいじいしん)を指すことが多いわけですが「維新」と付けられた思想、名称は日本だけでなく他の国にもたくさんあるのだそうです。 例えば阮福晃の治世で用いられたベトナム阮朝の元号(1907年~)が維新 (阮朝)。 大韓民国の大統領朴正煕が標榜した政治スローガンは維新体制。 大正改元時に、新宗教大本教の出口王仁三郎が唱えた政治的宗教思想は大正維新。 昭和維新、世界維新戦争、平成維新などなどたくさんの維新が存在し、新世紀維新といえば、かの小泉純一郎首相が提唱。 そして今、世間をににぎわす橋下徹の大阪都構想に基づいた政党「大阪維新の会 」と時代の流れは繋がっているようで... »

「くノ一(くのいち)」 の由来

ちょっと読みづらいですが、今日のお題は「くのいち」 くノ一(くのいち)とは、一般に女性の忍者のこと。 小説や漫画などで多く用いられる言葉です。 彼女らの任務は男の忍者とは違い、情報集が主である。 家の下女や女中としてスパイのように送り込まれ・・・ 働きながら普段見聞きする情報を収集し、仲間に報告することが任務。 こうみると「家政婦は見た」も服装は違えどくノ一なきがしてきた・・・ 実は行きつけの店にくノ一がいる。 いや辞めてしまったので今はいないから、いたが正しい。 割烹料理屋の店員の服装は着物を崩した作務衣のようなもの。 女将クラスは着物なんだけど、バイトは動きやすさを重視したのだろう。 彼女はポニーテールでもみ上げのところから数本長い髪を垂らしている。 細面で切れ長の目、華奢でかわいいこだったのですが、なんとなく雰囲気がくノ一だったので我々は彼女をそう呼んでいた。 確か頭には鉢巻のような... »

「ピラミッド」 の由来

「ピラミッドってなんであんなに大きいんだろうね。」 「それは・・死んだら何も持っていけないから自分の権力を見せつけるために大きく作ったんじゃないかな。」 「ピラミッドって何の意味があるんだろう。」 「それは・・死んでからの家だと考えるのが妥当だろう。永遠に住む家だから豪勢にもするし、使用人とかも一緒に生き埋めにしたんじゃないかな。」 質問に対して答えずにはいられない私。 知識だけでなく持ち前の洞察力でこういった感じで(適当に)切り返す。 でもよく考えて見ると、本当に生き埋めなどしていたのだろうか? 若干日本の前方後円墳や昔読んだ漫画の内容なんかも混じっている気がする・・まぁそこはご愛嬌で。 私は不思議なものが好きである。 ナスカの地上絵とかピサの斜塔とかマチュピチュ遺跡とか・・ もちろんピラミッドも憧れの一つだから少しは詳しいつもり。 大きくなったら何がしたい?って中学校の卒業文集では「ピ... »

「城(しろ)」 の由来

城(しろ)とは、敵に攻め込まれた際の防衛拠点として設けられた構造物のこと。 男なら誰でも興味はあるはず!とは私の思い込みでしょうか? 私は小さい頃から非常に興味がありました。 チャンバラごっこ(死語?)の延長から歴史などに興味を持ち、学校で社会の授業でならった歴史から好きな戦国武将ができます。 私は上杉謙信でした。 そして戦略や生き様などを調べるために現地に赴きたくなります。 しかし、剣や鎧甲冑などではいまいち気分が盛り上がらないのです。 想像・妄想が膨らまないのです。 そこで「男」は城を目指します。できれば実際に中に入れる場所。 さらに欲を言えば天守閣まで登り、己の平定した領土を見渡すのです。 数百年前同じ景色をその城の主は見ていたのです。 そうやって皆、大人に男になっていく・・はずです。 私のお勧めの城をご披露しましょう。 宮城県白石市の白石城です。 仙台藩の伊達氏の支城で明治初頭の廃... »

「おやかたさま」 の由来

大河ドラマ「江 ごう」を観ていました。 織田信長の姪御の話であります。 家来には豊臣秀吉、徳川家康ら、豪華な顔ぶれがひかえ、信長をこう呼ぶわけです。 「おやかたさま」と。 もちろん私は「親方さま」だと思いながら観ているわけです。 当たり前のように。 スマップ中居さんのバラエティ番組を観ていました。 メイド喫茶を訪れるといった企画です。 入場料を払い入店。 席について接客を受け、見渡すと秀吉の大阪城並に金色で満たされた個室を見つけます。 更に入場料を2500両(2500円)払うとその個室で特別待遇になるという。 そこでメイドが中居さんに問い直す。 「お屋形さまいかがなさいますか?」字幕が出たので間違いない。 こんな漢字であった。 屋形船の屋形である。 更に黄金の部屋に通されると「殿様」と呼んでもらえるらしい。 渋ったふりをしながらも個室へ移動する中居さん。 会計時にはなんと「ご出陣なさいます... »

「アウストラロピテクス」 の由来

たまには長い名前の由来を調べてみよう。 そんな考えから浮かんだのが「アウストラロピテクス」。 小学校の社会では登場するのは??ですが、中学校の最初の歴史では間違いなく登場する、この最初の人類。 すごく名前が長くて、覚えるのは困難か?と思いがちでも、いざとなるとすんなり入ってきたりする不思議さん。 きっと地名なのだろうとか、どうせ発見者の名前でしょとか そんなことは置いといて、今日は人と猿の間の秘密に迫ります。 「アウストラロピテクス」とは? 哺乳類霊長目ヒト科の猿人。 生まれはアフリカ。 時代は約400万年前から約200万年前であります。 身長は120cmから140cmくらいで、脳みそは現人類の約35%程度の約500cc。 今で言えば限りなくチンパンジーに似ていたようで、骨格から二足歩行で直立して歩く能力を持っていたのないかと考えられています。 よく言われる人間の特徴、言葉を話す、火を使う... »

「カンコー学生服」 の由来

学問の神様、菅原道真公について調べていたんです。 学問てことは、頭がいいってことですよね。 私の知るところ昔の人でそれに該当するのは、何人もの話を一挙に聞くことが出来るという聖徳太子さんなわけです。 もちろん言い伝えだから確証はないんですがね。 菅原道真公はそれ以上ってこと?? 菅原道真さんプロフィール 承和12年(845年)6月25日生まれ 平安時代 職業・貴族・学者・漢詩人・政治家 この肩書きはすごいですね。 官位は従二位・右大臣。贈正一位・太政大臣。 このへんはよくわかりませんが、「太政大臣」ってのは上から3本くらいだった気がします。かなりエライ人なはず。 大宰府へ左遷され現地で没する。 ヘマやらかしたのでしょうか?? 死後天変地異が多発したことから、朝廷に祟りをなしたとされ、天満天神として信仰の対象となる。 みんな余程の罪悪感があったのでしょう。 天神とは? 雷の事件から道真の怨霊... »

「忠臣蔵(ちゅうしんぐら)」 の由来

年末には必ずやりますよね。 手を替え品を替え役者を替え、結末は分かっていてもなんでしょう、、みんな見てしまうんでしょうね。 昨年は確か田村正和さんでした。 今日は「忠臣蔵」について。 皆さんもちろんご存知でしょうが、あらすじを・・・ 忠臣蔵とは、江戸時代中期に発生した赤穂浪士による吉良上野介義央及びその家人の殺害である元禄赤穂事件(げんろくあこうじけん)のことであります。 元禄14年3月14日(西暦1701年4月21日)播州赤穂藩主の浅野内匠頭長矩が、高家旗本・吉良上野介義央に対して江戸城殿中において刃傷に及びます。 浅野内匠頭は殿中抜刀の罪で即日切腹、赤穂藩は改易となります。 一方、吉良上野介にはお咎めなし。 遺臣である大石内蔵助良雄以下赤穂浪士47名(四十七士)が翌15年12月14日深夜に吉良屋敷に討ち入り、主君が殺害しようとして失敗した吉良上野介を家人や警護の者もろとも殺害。 仇討ち... »

「法被(ハッピ)」 の由来

「あの~あれあれ。お祭りに着るやつ。」 正直この名前がなかなか頭に入ってこないんですよね。 「あ~半纏(はんてん)のことかい。」 (いやなんか違う気がするんだけど・・そんな冬に室内で着るものと同じ名前だったっけ) 「いや、、もっと薄手の・・。」 「あ~あれはハッピとも言うよな。」 そうそうハッピ。 といってもなんだかしっくりはこない。 ハッピと言われると、どうしても商店街の初老の店主が福引で着用しているイメージ。 かといって半纏だと、田舎で犬の散歩をする頑固親父みたいな気がする。 そもそも違いはあるのだろうか。 袢纏(はんてん)、半天、袢天、半纏、絆纏とも書く。 和服の一種で、江戸時代とくに18世紀頃から庶民の間で着用されるようになった防寒着のこと。 形は羽織に近い。よく知られる綿入れ袢纏(主に室内用の防寒着として用いられているもの)は、袷(あわせ。表地と裏地の二重)にしてその間に綿を入れ... »

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