昆虫

「ひぐらし」 の由来

「ひぐらし」 の由来

夏の代名詞の生き物と言えばやはりセミでしょう。 あの騒音を聞いて、夏が来た!と思う人は少なくないのではないでしょうか? みーんみんみんみんみーん つくつくぼうしつくつくぼうし ジージージー どれも煩く、喧しく、耳障り。 なのに、あの声が無くなると、何故か寂しく夏の終わりを感じたり。 おいおいどっちなんだい、耳障りなのか、それとも季節を感じる大事なバロメーターなのかい。 同じように、秋を感じるセミがいるのを皆さんはお気付きだろうか? その名は「ひぐらし」。 オスの鳴き声は甲高く、 「キキキキキ…」「ケケケケケ…」「カナカナカナ…」 といったように、人それぞれの聞こえ方がするようだが、「カナカナ」の表現が一番多いようで、そのことからカナカナ蝉とも呼ばれているらしい。 漢字表記は蜩、茅蜩、秋蜩、日暮、晩蝉などがあり、秋の季語にもなっているという。 名前の由来については、前記の漢字を見てもわかるよ... »

「スズメバチ」 の由来

その種類を確認するような余裕などどこにもない。 勝負は一瞬、逃げ切れるかやられるかだ。 百戦錬磨だった私も老いた。30過ぎてから数回刺された。 蜂の話だ。 もう後がないかもしれないので(アナフィラキシーショックってやつ?)最近は気を付けている。 捕獲のペットボトルを家の近くに置いたり、がさ薮に入るときには必ず頭に白いタオルを巻く。 蜂はクマを一番恐れるという都市伝説のような迷信のような話は本当のよう。 自分たちの縄張りの下をうろつく黒い塊を追う習性がある。 狙われた時の防御方法はただ一つ。動かないことだ。 白で動かなければ追ってはこない。 じりじりと下がり、ある程度の距離まで来たらダッ~シュ。 それでも刺されたら運が悪かったと諦めよう。 ■「スズメバチ」の由来 今日見かけた蜂は大きかった。7センチはあった。 そのくらいになると、近くで見るともはや作り物。 色彩が鮮やかでパーツの作りも大きく... »

「ボウフラ(蚊の幼虫)」 の由来

私は昔から釣り好きなのですが、その経歴が長いことからなのか、最近は今までやったことのない釣りにはまっています。 それは小さな用水路で釣る雑魚釣りです。 獲物を決めずにとりあえず魚がいないか糸をたれる。 名前も分からない見たこともない魚があがるのが面白くて、車にはいつも竿が積んであります。 サイズは10センチ程度で、体に線のあるものや吸盤のあるものなど様々。 似たような場所でも生息する魚が違うのに驚くと共にその種類の豊富さにも感心させられます。 名前が分かれば食べたりもできるのかもしれませんが、水路の水の濁りも気になるのでそれは見送り飼ってみることにしました。 水槽を用意して息が出来るように泡ぶくをいれてて、、、さて困りました。 何を食べるのでしょうか? 釣り上げた時同様にミミズをいれますが、食いつきはイマイチ。 金魚の餌やらメダカの餌を買ってきて投入しますがお口に合わないようで結果はいまひ... »

「テントウムシ」 の由来

その見た目は華やかなので、一見幸せな虫のように見えますが、いざ捕まえて手にのせてみると、よく分からない液体を発してきたり忙しなく歩き回っては、逃げるように飛び立つ。 どうにもその存在が不思議な生き物、その名は「テントウムシ」。 ■「テントウムシ」の由来 名前の由来はその素行からきているといいます。 一度捕まえてみてください。 もちろん先ほど書いたように、いの一番に逃げ出すのですが、彼らは助走を多くとるのです。 飛び立つ時には必ず指先まで、(棒状のものなら必ず上にのぼる) 木の枝先などならその先端まで登ってから飛び立つのです。 そういった習性をを見た昔の人は、天への道を教えてくれる虫であると考え「天道虫」と名づけたのだと言います。なんとも浪漫のあるお話ですね。 しかし、その様々な憶測を呼びやすい名称からなのか、テントウムシにはお笑い芸人のそれにも似たたくさんの俗説があります。 点が十ある虫だ... »

「アブラゼミ」 の由来

夏になると耳障りなものありますよね。 そうです。セミの鳴き声です。 聞こえてこないと夏を感じないというのも事実ですが、ただでさえ暑いのに、更にうるさいという現実は我々には不快感しか与えません。 み~ん みんみんみ~ん♪ つくつくぼうし つくつくぼうし♪ 代表的な鳴き声ですが、私は勘違いしていました。 そしてその間違いに気がついたのは最近のことです。 我が家の周りでよく見かけるのは、あの本体が黒で羽が茶色のアブラゼミって種類ですが彼らの鳴き声は「み~ん みんみんみ~ん♪」ではないのですね。 どちらかといえば(どちらかというわけはなく)彼らの鳴き声は「ジージー」とか「ジジジジー」なのだそうです。 恥ずかしながら知りませんでした。 セミには不思議がたくさんあるのはご存知でしょうか。 例えば六年間地中にいて、地上に出てきて羽化してもその命は2~3週間程度。その間最後の最後まで力を振り絞って鳴き続け... »

「ミミズ」 の由来

近くに釣りに行くんですね。用水ダムってやつです。 もうカレコレ十年に以上通っています。 フナとかコイもいたんだろうけど、現在の主流は外来魚。 ブラックバスにブルーギルそれに見たこともない小魚が少し。 竿は1000円以下、仕掛けはなくなればそのつど買い増し。 飲み物を持参して、他に必要なのは手を拭くタオルと糸が絡まったときのハサミに長時間が苦痛でないイス程度。 お金のかからない娯楽。 忘れてはいけないのは、粋のいいエサ(みみず)。 これは釣具屋さんで購入してもいいんだけど、 買ったものって土のせいなのか、針で刺すと中の体液(血?)がカラシみたいな黄色でおまけにめちゃめちゃ臭い。 一回エサを付けるだけでもうその手は鼻の近くには寄せられない。 そんな理由も有って私はミミズを自宅で捕獲してから向かうことに決めてる。 何度も探すうちに生息場所を把握したから簡単。 第一に肥えた土、第二に湿りのある場所... »

「ゴキブリ」 の由来

小学校のときゴッキーってあだ名を付けられた女の子がいました。 今聞けばちょっと元モー娘のゴマキっぽい匂いもしますが、彼女の場合はゴキブリの方です。 ほんと残酷です。小学生。 付けたのは私ではありませんよ。 ずいぶん昔から(数万年くらい?)あのオドロおどろしいビジュアルはそのまんまで生命力はむしろ上がっているかもしれません。 もちろん直に触ったことはありませんが、私一人でも人生で100以上はハントしていますが、全く減る気配すらありません。 その生息場所から意外にベトベトしそう。 何かあればすぐにでも飛ぶ準備がいつでもできている。 普通に素早い。たまに白いのもいたりする。 もしそれがゴキブリと知らされてなくてもこれだけの条件を聞かされたなら、皆が皆不快感を示すことでしょう。 思い起こせば中学二年の夏休みの自由研究。 部活の仲間が集まって、散々検討した挙句持ち出したテーマはゴキブリの研究。 もち... »

「蚊(か)」 の由来

この生き物が生息しない場所はどこなのでしょうか? それほどの害(医者にかからなければならないとか)はないにしても、その鬱陶しさは誰もが知るところですね。 今日は「か」さんについて。 最初は「ブユ」について書こうと思いました。 なんとなく由来に広がりがありそうだし、興味はこちらのほうが上でしたので。 それに自分はブユと認識していたこの生物を近所の若い子が「ブヨ」と呼んでいたんですよ。 これは方言なのだろうか? そんな疑問からと調べてみると、ブユ(蚋)は、ハエ目(双翅目)・カ亜目・ブユ科だそうで、(やはり本来はブユなのか・・ついでにハエなんだ)関東ではブヨ、関西ではブトと呼ばれているというなんともややこしい生き物であることが確認できたのでした。 蚋と蚊の違い もちろんそのビジュアルが一番の違いのようです。 確かに、蚊は血を吸う前であれば、そのほっそりとした姿が魅惑的であるのに対して、ブヨ(いつ... »

「ミヤマクワガタ」 の由来

私の実家では捕れるのですよ。 小さい頃は周りの人が羨ましがったものです。 カブトムシなら20匹、ノコギリクワガタなら5匹ほどの交換レートだったと思います。 今日は「ミヤマクワガタ」のお話です。 特徴的なデザイン、表面には繊毛?? ハサミの先は二股に分かれ、7センチ以上のものは数千円の値が付きます。(写真参照) 子供の頃はその値打ちなど考えたこともありませんでしたが、近所の子供の目の色が変わる姿を見ると改めてその価値を思い知らされます。 親戚の子供に頼まれて、数十年ぶりに山に入りました。 なかなか見つかりません。数日通いつめてようやく一匹。 昔と今と何が違うのだろうか?なぜ捕れない? 考えてみていくつかの結論が見えました。 一つは山にしかいないということ。平地林ではまず生息していません。 もう一つは、山が荒廃していること。 篠竹が生い茂り、木は蔓に締め上げられ、森は昔ほどの明るさはありません... »