暴言

「阿婆擦れ(あばずれ)」 の由来

無知とは恐ろしいものです。 若いとは恐ろしいものです。 私は表面上はおとなしく優等生風でした。 見た目もかわいらしく、先生受けもよかったほうです。 昔はね。 確かあれは中学校一年の時。担任が産休に入り代わりに若い女の先生がやってきました。 案の定、中二病寸前の我々は授業を聞く気がなく、わいわいがやがや動物園状態。 最前列の私は先生が少し可哀想になって真面目に聞くふりをしてあげました。 手を挙げて、うなずいて、共感して笑って、適当に演じる自分に酔うたちの悪い中一。 そんなある日、いつものように手をあげてあげたら、その発言を先生に思いっきり否定されてどこかでブチって切れる音がした。 瞬間、私の口からでたのは「このあばずれ!」 今考えると、なんて恐ろしいことでしょう。その意味を若干勘違いしていたと、ちょっと言い訳。 ほら、あれです。小さい子供が覚えたての言葉を意味もなく使いたがるあれ。 本当です... »