「無礼講」 の由来
「今日は無礼講だ。ゆっくりやっていってくれ。」 夏祭りが終わると、さっきまで偉そうにしていたおじさんが声を張り上げた。 担いだことのない神輿のおかげで肩が痛い。 首に巻いていたタオルを濡らして患部に当てたがそれほど効き目がない。 真っ赤に腫れ上がってしまった。 夜10時を廻っている。 早く帰りたいが新参者が「お先に」をすると後が怖そうだ。 知らないおじさんがお酒を注ぎに来る。 断るのも面倒だからと注がれるままに日本酒を放り込む。 コップで五杯ほどいった辺りから記憶が遠のく。 次の記憶は翌朝の布団の中。 頭がガンガンしてどうやって帰ってきたかも覚えていない。 やってしまった!家族に聞くと、近所のおじさん数人が寝てしまった私を担いできてくれたらしい。 ほとんどが初対面。 次に会ったらどんな顔をしてあえばいいのだろう… でも無礼講っていってたし…意味が違うって? 「無礼講」の由来 日本の祭りでは... »
最近のコメント