「不倫」 の由来

NHK大河ドラマ平清盛が不調である。
そんな論評を雑誌やネットのニュースの見出しで見かけた。
だが個人的には前回の「江~姫たちの戦国~」より映像も素晴らしいし、見ごたえもある。
映像については当初にクレームがあっただろうって?
見る目がないのだろう。
時代は1000年ほど前の話である。
以前のものと比べても衣装も努力しているし、眉毛が上にある白塗りのいわゆる「マロ」たちも若干の気持ち悪さはあるが過去の作品より自然である。
映像は誤魔化す為にもぼかしているのでそれほどかたいことを言う人の気持ちの方が理解できない。

もちろんキャストも豪華である。
これはどの作品でも一緒であり、だから数字もとらなければならないといった語論はNHKには必要ない。
数字を取ることより、史実に興味を持たせることと、民放にできないことをやるのが国営放送の義務であるからだ。
おそらく今回は国民の理解力の方が足りない。

ただ一つ、難点を言うなら子供と一緒には見られない。
ドロドロすぎる面がある。
男女間の問題だ。
時代が違いすぎるのである。
古代日本においては、一夫多妻制の上に招婿婚(妻問婚)という社会制度のため、夫が妻(正室)の家へといつもいるわけではない。
夫が他の女性の家へと行っている時には別の男性が来ることもあったらしく、また男性が恋人の女性の家へと行くと、すでに他の男性が来ていたということもあったらしい。
今の時代だったら当然訴えられたり、現場に居合わせようものなら刺されても文句は言えまい。
また、その夫や恋人がそのことに対して声高に訴えたり、ましてや公にすることは面子もあって滅多に無かったようである。

平安時代でもやはり男は多くの女の元へ通うのが常識であり一人の女性しか愛さない男は真面目人間として軽く見られたのだそう。
しかし人の妻を奪うことは非常識とされ、世間の非難を浴びた。
ある一定の秩序だけは守られていたのだろう。

ここである。
「平清盛」が切り込んでしまったのはここなのである。
第一回から、白河法皇(伊東四朗)は帝の座から鳥羽天皇(三上博史)を引きずり落とす。それだけでなく法皇は、鳥羽の后(きさき)である璋子(たまこ:檀れい)とも関係をもち、鳥羽上皇はひとり苦しむ・・・
このストーリーで幕が明け、序盤の多くの時間は男女間のゴタゴタと権力闘争に明け暮れる。
ここで確認しておくが、白河法皇は時の最高権力者であり鳥羽天皇の実の父である。
関係を持ったことは公の秘密という口には出せないが皆が知る事実。
もちろん過去にもそんな話は出てきたが、今回は露骨過ぎる。
そして複雑すぎるのだ。

ただ、話の展開に必要なストーリーだから削ることはできない。
んでもって今日のテーマは「不倫」なのだが、あまりにも大きな問題を出してしまったので本題がくすんでしまいそうである。

■不倫と浮気

「不倫は男や女が、配偶者以外の異性と恋愛し、性交を行うことをいう」(配偶者のいない男や女が、配偶者がいる異性と恋愛し、性交を行う場合も含む)。
とりあえず当たり前のことを確認しておく。
古くは姦通、不義密通といったらしい。
また、くだけた表現では浮気と呼ばれる。
最近では、浮気については未婚の恋人同士でも使われることが多いようである。
「浮気」の元の意味は「空中をただよう“気”、軽々しい気性」という意味であり、日本にしかない言い回しなのだそう。

「不倫」の元の意味は、「程度、種類が同じではない」ということ。
「人の道に外れて不道徳なこと」という意味はやはり日本だけの言い回し。
「浮気」は気持ちが移りやすいこと、「不倫」は道徳的に間違っていることと憶えれば間違いないようですね。

■不倫の由来

TBSのテレビドラマに「金曜日の妻たちへ」(1983年)というものがあった。
なんと、このドラマが「不倫」という言葉を「男女間の不義密通」という意味に変化(固定)させたきっかけだといわれているのだそう。
もちろん私より上の世代の皆さんは御存知のことでしょうね。
私はそのタイトルをコピーしたと思われるスマップ仲居さんのバラエティしか知りません。
それ以前も不倫はあったはずだよね?どう呼ばれていたのだろう?
それは「よろめき」だったそうで、三島由紀夫さんが1957年に発表したベストセラー小説「美徳のよろめき」のタイトルからきているんだって。
意味はどちらかといえば「浮気」に近そうですね。
ちなみに「よろめき」は「金妻」以降はほぼ死語になっています。
私もはじめて聞いた気がする。

そして、現在不倫は文化となりました。(某俳優さんより)
先日もあるスポーツ選手の不倫の事実が時を越えて発覚しました。
もちろん社会的な問題として取り上げられましたが、それは口止め料となるお金を払ったかどうか、(これは間違いないらしい)相手が暴力団だったか否かだったようです。
不倫をしていたことではなく、お金を払って隠蔽したことではなく、そのお金が暴力団の資金源となったかどうかが問題なのだそうです。
果たしてその多額のお金はどこからきたのでしょうか?
組織ぐるみの隠蔽工作はなかったのでしょうか?
何十年もたてば時効だといえるのでしょうか?
一連の問題との関連性はないのでしょうか?
これからもまだまだでてくるのではないでしょうか?
いあや違うな。
問題は不倫は文化だから仕方がないと社会が認めてしまっていることか?


不倫のルール―一生懸命な恋は女を美しくする


彼に浮気をやめてほしい貴女へ




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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