「Canon キャノン」 の由来

当たり前と感じる会社の「社名」にもきっと創業者の想いや苦労の裏話があるはず。
いつもとは変えて今日は「Canon キャノン」
というかできれば公平にカメラ関係の会社をいくつか調べてみましょう。
ニコン、オリンパス。あとは・・なんでしょうね。

でももちろん最初は「Canon キャノン」から。
私もデジカメ愛好家なのでいつもお世話になっております。よくわからないものは、大手が一番!てことで二台ともCanonです。
量販店の店員さんに聞くとレンズがいいと言っていた気がしますが、今日の話には関係ありませんね。

キャノンの由来はなんと!観音さまからだそうです。
正確には観音さまではなく観音開きから、と言う人もいるらしい。レンズの蓋が観音開きだったのでしょうか。
どちらにしても観音と呼び捨てで書くとバチが当たりそうなので、観音様と記させていただきます。
観音様から KWANON これが CANON。
ちなみに正式名称は「キヤノン」でヤの字は大きいそうです。なんだかスローモーションで読んでいる時のような違和感ですね。
他にも、CANONの本社工場がある町は”鉄砲の里”と呼ばれ、その鉄砲や大砲を作っていた会社がCANONの前身であったそう。
それで”大砲”→”CANON”になったなんて説もありました。なるほどキャノン砲からキャノンと。これの方が納得。。

最終的には公式に・・
1933年に精機光学研究所が設立され、カメラの最初の試作機は「KWANON(カンノン)」と名づけられました。この名前は、観音様の御慈悲にあやかり世界で最高のカメラを創る夢を実現したい、との願いを込めたものです。
当時のマークには千手観音が描かれ、火焔をイメージしたKWANONの文字がデザインされていました。
「Canon」には、英語で「聖典」「規範」「標準」という意味があり、これは正確・精緻を旨とする精密機器としての商標にふさわしく、そして世界の標準、業界の規範を目指す私たちの志を表すものでした。
また「キヤノン」の発音が「観音=カンノン」と似ているため、名称の交替は違和感なく行なわれました。
補足すると、当初のレンズ名はカシャパだそう。信仰心の強い創業者さんのようです。マークが存在していたのであれば間違いないですね。
観音開きはやはりガセだったようです。笑

では関連会社の由来をいくつか。
OLYMPUS
旧社名の高千穂光学(高千穂が神々のすむ山、洋名にしてオリュンポス山)から。
コニカ
薬商の「小西屋六兵衛店」がもと。「小西六」から「コニカ」へ。
リコー
旧社名が理研光学工業その頭文字。
ニコン
旧社名の「日本工学工業」の略称の「ニッコー(日光)」に「N(ン)」をつけてニコン。
ペンタックス
ペンタプリズムを採用した一眼レフカメラ、アサヒペンタックスがヒットしたことから旭光学からより名前の通ったペンタックスに変えたそうです。
ミノルタ
「実る田」から、らしい。
「何かにあやかる」が社名のキーワードかもしれません。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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