Photo By Amazon's front door
「アマゾン amazon.com」 の由来
なんでこんな名前を選んだのでしょうか。かなり疑問です。
この会社を知ってからは、本屋さんもCD屋さんも足が遠のきました。この二つに共通するのは慣れない店だと商品を探すのが大変ということです。
活字に弱い私は、雑誌、漫画コーナー以外に10分いただけで目が回ってしまいます。
自宅にいながらキーワード一つで欲しい物が見つかり(しかもご親切に値段の比較から中古品まで)たくさん買えば送料も無料、予約しておけば発売日に手に入る。
なんと便利な会社でしょう。でもこのネーミングだけは・・笑!!??
今日は「AMAZON アマゾン」の由来です。
由来を予想して見るに、ジャングルのようにいろいろな物が乱雑に揃う、なんてどうでしょうか。
さっそく調べてみましょう。
amazonについて
私たちは「アマゾン」と呼ぶことが多いですが、米国本社の正式名称は「アマゾン・ドットコム・インク」となります。日本法人は「アマゾンジャパン株式会社」です。
Amazon.com, Inc.(アマゾン・ドット・コム、NASDAQ: AMZN)は、アメリカ合衆国・ワシントン州シアトルに本拠を構える通販サイトである。インターネット上の商取引の分野で初めて成功した企業の1つである。
~中略~
2014年現在、Amazon.comがアメリカ国外でサイトを運営している国は、イギリス (amazon.co.uk)、フランス (amazon.fr)、ドイツ (amazon.de)、カナダ (amazon.ca)、日本 (amazon.co.jp)、中国 (amazon.cn)、イタリア (amazon.it)、スペイン (amazon.es)、ブラジル (amazon.com.br)、インド (amazon.in)、メキシコ (amazon.com.mx)、オーストラリア (amazon.com.au)、オランダ (amazon.nl)の13国である。
Amazon.com wikipediaより
世界展開かと思いきや、そうでもないみたいです。上記の13カ国で主要な商圏は抑えられるのかもしれませんね。本社はシアトル。シアトル発祥としては、スターバックス(スターバックスの由来)も有名ですね。
世界ではじめて「ネットでものを売る」というビジネスで成功した企業の一つというのが、まさにamazonの偉大なところでしょう。
創業の1994年と言えば、インターネットは今とは比べ物にならないくらいちゃちくて実用としてはほとんど使いものにならない時代です。
Netscape Navigatorが初登場し、W3Cが設立され、米国でYahoo(Yahooの由来はこちら)が産声を上げた年。まさにインターネットの黎明期です。そんな時代に「インターネットでモノを売ろう」という発想ができただけでジェフ・ベゾスは本当にすごいと思います。
amazonの社名の由来
さて本題のアマゾンの由来については以下のとおりです。
WWW草創期の1994年7月にジェフ・ベゾスによってCadabra.com(カタブラ)としてワシントン州で法人格を取得し、インターネット書店が開業される。この cadabra はアブラカダブラから採られたものだが、ベンチャー計画を弁護士に電話で話した際 “cadaver(「死体」の意)?” と聞き返されたため、のちに世界で最大規模の流域面積を持つ南アメリカのアマゾン川にちなみAmazon.comと改名された。
Amazon.com wikipediaより
ジェフ・ベゾス氏が「地球最大のオンライン書店」を設立したのは1994年のこと。つまりできてまだ15年ほど(注:2010年時点)。
当初は、Cadabra(カタブラ)と命名したみたいですが、弁護士の一言で心揺れ動いてしまい amazon.com に改名したという逸話があるんですね。
もしかしたら今も Cadabra が世界最大のオンラインショップだったかもしれません。
また、cadabra から amazon への改名には、以下の様な理由もあったようです。
ベゾスは、電話帳やウェブ検索のリストで最初に来るのはアルファベットの”A”であり、自社サービスがそのリストでトップに来ることは重要だと思った。というわけで、彼は辞書でAから始まるワードを順番に調べた。まもなく、彼はパーフェクトなワードを見つける。それは南アメリカの川の名前、エキゾチックで一風変わった場所。まさに彼の店にふさわしい名前だった。その川は世界で最も大きい。そして彼のそのネットショップも世界一になるだろうと彼は思っていた。さらにその川は、他よりもちょっとだけデカイのではなく、他よりも10倍以上デカイ!まさに理想的な名前だ。彼はその店をAmazon.comと名づけた。
Jeff Bezos: The Founder of Amazon.com 47ページより
当時のウェブ検索といえば、今のように重要度の高いサイトが自動的に上位に表示される(ロボット型検索エンジン)ようなものではなく、いわゆるディレクトリ検索という、サイトを一つ一つヤフーなどの検索サービスの担当者が手作業で登録していくという形式でした。例えば「Book store」というディレクトリにはアルファベット順でサイトが表示されるような形式です。Aで始まるサイト名というだけで、常にページの最上部に表示されるというわけです。
一見地味なようですが、この戦略は amazon の成功には大きく貢献したはずです。なぜなら、検索エンジンで上位に表示するということは、現在でもウェブマーケティングでは最重要課題だからです。もし C から始まる Cadabra.com だったら、今のような成功はなかったのかもしれませんね。
アマゾンのロゴに隠されたメッセージ
アマゾンのロゴといえばコチラのマークですが、これには隠された意味があるというのは有名な話かもしれません。ちょっとだけ調べてみましょう。
ロゴにあるスマイルのようなオレンジ色の矢印は、aからzにつながっています。これは、AmazonはA~Zのあらゆる商品を取り扱うという ‘everything from A-Z’ を意味しているそうです。そして笑顔のように見えるカーブした形は、‘Happy deliveries!’ という意味があります。
出典:http://www.turnerduckworth.com/work/amazon/
ロゴデザインは、上記URLの Turner Duckworth というデザイン事務所が手がけました。英文ですが、amazonロゴデザインの裏話を読むことができます。
というわけで、社名の由来については、「世界で最大規模の流域面積を持つアマゾン川にちなみAmazon.comと命名された」というもので間違いないようです。「アマゾン」と聞いて誰しも思い浮かべるのはアマゾン川。
アマゾン川といえばその流域面積であり、ネットつまりは網、に通じる広がりある世界を表現するにはピッタリかもしれませんね。
その後アマゾンは世界展開し、日本語サイトがオープンしたのは2000年11月1日のこと。最初は本から。後にCD、DVD、ビデオ、ゲーム、ソフトウェアのストアが加わったそうです。2015年現在では、食品やお酒も販売する総合オンラインストアとなっています。
これからも様々な商品のあらゆる選択肢を開拓してほしいものです。
小売店、危うし??
商店街→デパート→郊外のショッピングモール→アマゾン
最後に会社からのメッセージ
アマゾンが求めるのは、聡明で熱意があり、責任感が強く、ダイナミックで、確固とした意見をもちつつ柔軟性があり、創造性に富んでいてしかも実践的なチームプレーヤーとなり得る人材です。
自分自身に厳しい人、型にはまらない考え方のできる人、自分の考えを明確に話せる人、能力を多様に使い、速く効果的に仕事をこなし、大きな夢をもつ人を求めています。
アマゾンジャパンで働く!MBA・インターンシップ採用
応募してみますかね。三つくらいは当てはまりそうです。
あらゆる固定観念を吹き飛ばして想像もつかないビジネスを求めるあなたにピッタリの会社のようです。
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