伝統

「野球拳(やきゅうけん)」の由来

「野球拳(やきゅうけん)」 の由来

歌い踊りながらじゃんけんをする宴会芸、野球拳(やきゅうけん)。 一度はやってみたいと思いながらいい歳になってしまいました。。。 きっとハレンチツアーの○○コンパニオンといった遊びを嗜まれる皆様はご経験のことでしょう。 「野球拳」の由来 野球拳(やきゅうけん) その起源は意外に古く、幕末時代の横浜といわれています。 当時の最先端、流行の発信地だった横浜の遊郭では、「横浜拳」「横浜南京拳」と呼ばれていたとか。 この横浜拳が愛媛県松山の遊郭に伝わり、松山では郷土芸能とされているという。 その伝わり方が面白いので紹介しよう。 1924年、伊予鉄道電気野球部は高松市で高商クラブとの野球の試合を行なった。 結果は0-6での完敗。 試合後、旅館で対戦相手との懇親会があったのだが、伊予鉄道電気野球部はそこで相手から勝利を勝ち取るべく策を練る。 昼は負けても夜は負けられない…!!! 野球部のマネージャーをし... »

桔梗屋(ききょうや)の由来

「桔梗屋(ききょうや)」 の由来

どこかで聞いたことのある会社の名前。 どこだっけどこだっけ・・・ ネット通販のお菓子屋さんだったか・・・ 間違いなく利用したことはあるはずだけど、思い出せない。 その会社とは桔梗屋(ききょうや)。 最近工場見学が人気を博しているのだとか。 早速検索してみると、他にもアウトレットに詰め放題と検索キーワードがすぐに出てくる。 そうでした、桔梗屋といえば信玄餅。山梨の代表銘菓でしたね。 私も何度もお土産でいただいて食べたことがありました。 粉もの餅ものということで、食べ辛くないような工夫がされています。 それはあのラッピング。 粉が飛んでも汚れないように、蜜がこぼれても染みないように、風呂敷のようにビニールをしき、その上で食べ、終わったらそのままひとくるみしてゴミ箱へ。 なんとも上手にできている。 ミツの粘々、粉のパラパラ、餅のもちもち、その三つの絶妙なハーモニー。 実は私はきな粉があまり好きで... »

「はっけよい、のこった」 の由来

近所に相撲の大好きな女の子がいて、その子を見ていると時を忘れる。 「かまえてかまえて」 「見合わせて」 「まだまだ」・・・・ 「時間です。手をついて」「待ったなし」 「はっけよい、のこったのこったのこった のこ~った のこったのこった」 なんとも忠実に再現しているその子に何かしらのうんちくを伝えたいから、今日はこの「はっけよい、のこった」が何なのかを解説してみよう。 ■「はっけよい、のこった」の由来 言われてみるとなるほどそうだ。 「はっけよい」は、力士の動きがにぶったり、止まった時に発せられる。 奮起を促すためのかけ声なわけ。その説はいくつかある。 一つ目は、「当たるも八卦当たらぬも八卦」の八卦(はっけ)からきているというもの。 今では占いのことを言うのが一般的だが、古く中国では陰陽家が考えた思想だったそうで万物の現象を、八つのかたちに表したものだったのだという。 陰と陽、光と影、表と裏... »

「西陣織(にしじんおり)」 の由来

その由来に感心させられるということも早々はない。 歴史の深さもそうではあるが、その覚えやすさも素晴らしい。 その由来とはズバリ!西陣織。 ■「西陣織」の由来 西陣織(にしじんおり)とは、京都の先染め織物をまとめた呼び名のこと。 そのイメージは、高級でちゃんとしているという京都のイメージそのまま。 その由来は室町時代の中頃、う応仁の乱にまで遡るのです。 京都の街を舞台に東軍と西軍が入り乱れ、その争いは11年間も続きました。 職人たちは戦火を逃れるために移り住み、織物業も壊滅状態となりました。 しかし、戦乱が治まると彼らは再び京都に戻り始めます。 もとの場所にほど近い白雲村もそうですが、織物業の多くが再開されたのは戦乱時に西軍の本陣であった大宮今出川付近。 西軍の本陣跡つまり西陣という地名から、その織物には西陣織という名前が付けられたのでした。 なんのテレビ番組だったか。 よく思い出せないので... »