「西陣織(にしじんおり)」 の由来
その由来に感心させられるということも早々はない。
歴史の深さもそうではあるが、その覚えやすさも素晴らしい。
その由来とはズバリ!西陣織。
■「西陣織」の由来
西陣織(にしじんおり)とは、京都の先染め織物をまとめた呼び名のこと。
そのイメージは、高級でちゃんとしているという京都のイメージそのまま。
その由来は室町時代の中頃、う応仁の乱にまで遡るのです。
京都の街を舞台に東軍と西軍が入り乱れ、その争いは11年間も続きました。
職人たちは戦火を逃れるために移り住み、織物業も壊滅状態となりました。
しかし、戦乱が治まると彼らは再び京都に戻り始めます。
もとの場所にほど近い白雲村もそうですが、織物業の多くが再開されたのは戦乱時に西軍の本陣であった大宮今出川付近。
西軍の本陣跡つまり西陣という地名から、その織物には西陣織という名前が付けられたのでした。
なんのテレビ番組だったか。
よく思い出せないのですが、間違いなくいえることは西陣織の特集ではなくその由来がちょっとしたうんちくとして紹介されたということ。
織物の由来が戦に関係しているという不思議は私に大きなインパクトを残した。
とはいえその西陣織がどんなものか?と聞かれても私は知る由もない。
そこで少しだけ調べた結果得られた、え!?そんなところににしじん♪みたいなものを紹介したい。
一つ目は警察機動隊の出動服に縫いつけられている旭日章ワッペン。
これがなんと、西陣織でできているらしい。その必要があるのかは私に聞かないでください。
そしてもう一つは地元京都市をコースとする全国都道府県対抗女子駅伝内で。
各都道府県チームが使用するたすきとゴールテープが西陣織製となっているというのだ。
これらはすべて参加者に与えられるのだという。
もちろんゴールテープは一本だけなので優勝チームにしか与えられないわけであるが・・・
ところが、そんな演出もむなしく勝つのはいつも地元京都だという。
それくらい他に譲ってもいいのでは?と思えるところであるが…結果「回収」しているらしい。
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