「エコキュート」 の由来

太陽光発電に興味があって資料をもらうと、必ずついてくるパンフレットがあります。

それは「エコキュート」

皆さんは御存知ですか?
名前くらいは聞いたことありますよね。

家電メーカーの戦略ってのは匠で、かわいい名前ほど裏があると勝手な先入観を持っている私は、この「キュート」が怪しいと以前から違う意味で気になっていました。
上手い話とかわいい名前には裏があ・・・
なにしろ電気系に強い人ってなんだか暑苦しいイメージがあってエアコンの設置にくる業者さんなんか特に、いつも汗をかいててある程度の年齢のおじさんてイメージが勝手に付いて回っている気がする。
そんなおじさん達の口からキュートって言葉が出てくるとそれだけで背筋にゾクッときて、アヒル口になるほど正確に発音しているか確認してしまったり、そういった観点から単純に疑わしいと思ってしまう。(私だけかもしれないけど)
というか日本人にはこれほど、その雰囲気を単語のみで表現してくれちゃう「キュート」が元から全く似合わないのかもしれないですね。

■「エコキュート」とは

そんなキュートのイメージがあまりにも先行しすぎていて今まで「エコキュート」という選択が私にはなかったのです。
だから今回どこにいってもストーカーのように付きまとってくるこの名前が一体ぜんたい何者なのか、究明しないと先には進めなそうなのです。

うちの近辺といえば特定の家電メーカーの営業しか出入りしていなかったから、そのメーカーだけの商品名かと勘違いしていたら、どうやら違うようですね。
複数のメーカーや電力会社が共通して使っている呼び名なのだそう。
エコキュートとは・・・「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」を総称する愛称とのことです。
何が新しいか違うかというと、エコキュート前の給湯機は冷媒にフロンガスや代替フロンを利用していましたがエコキュートではこのようなフロンガスを一切使っていないとのこと。
さらに、エコキュートは二酸化炭素も出さないので環境に非常に優しいのだそう。
オゾン層を破壊するフロンガスを使わず、温暖化の敵である二酸化炭素を出さないと聞けば確かに環境に優しいようだけど、、、太陽光とセットの意味が分からない。

■「エコキュート」の由来

キュートばかりに目を取られていて、完全に見失っていました。
「エコキュート」は給湯(きゅうとう)なんですね! 簡単に言えば湯沸かし器です。
てことで整理すると、エコキュートの由来は「エコ」と「キュート」(かわいい)、 「エコ」と「給湯」(キュートー)ということになりますが、やはり私にはキュートである意味は分かりません。
水周りは奥様方の仕事だから、そういった「うけ」を考えたのでしょうか。

そして最後に本題です。
なぜ太陽光とセット販売が奨励されているのか。

太陽光発電といえば、当たり前のことながら昼間の太陽の出る時間帯が発電のピークとなります。
そこで家庭用のエコキュートを昼間に稼働することで太陽光の余剰電力を吸収すれば、太陽光が発電する機械の損失を最大で60%低減できるとの分析結果があるのだそうです。
現状では、電力の負荷平準化の観点から余剰電力が発生する深夜帯にエコキュートが活用されていますが、今後住宅用蓄電池や太陽電池の開発が進み普及することで、太陽光で空気が暖められた昼間時間帯に、ヒートポンプの特性上最も効率よく稼働させることができるようになるかもしれないというお話のようです。
またそうすることで、エコキュートのデメリットである睡眠時間帯で音が響きやすい深夜に発生している騒音問題の解決にも結びつくとの事。
でも私が手に取ったカタログには、これから深夜の方が電気が安くなるので高い昼は電機を売って、安い夜にエコキュートを使いましょうとの表記も・・・

環境に優しいってのは、売る為のみせかけなのだろうか?
例えば某ハイブリットカーはエコが売りだけど、車を作るときにそれ以上の二酸化炭素を排出するからエコじゃないって記事を前に見かけました。
本当のエコって何なのでしょうね。エコノミックアニマルのやることと、ネーミングは原始人の私にはいまいち理解できません。


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オール電化の教科書~環境保護に貢献しながら安全と節約を手に入れる方法~エコキュート・IHクッキングヒーター・太陽光発電





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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