「ハヤシライス」 の由来
これほど由来の候補が多い題材もそれほどないのでしょうか。
それはハヤシライス。
■「ハヤシライス」の由来
その名前から林さんが考案したという説が誰でも思い付き一般的。
その林さんについてもただの林さんではなく食べに来たのが林さんだとか横浜に住む林さんだとか、そもそも林という漢字ではない林さんだとか憶測が憶測を呼ぶように様々な林情報が舞い込んでくる。
その人名ハヤシ説の中で一番興味深く信憑性が高いといわれているのが早矢仕さんに関係するという説。
こんな漢字のハヤシさんみたことないけど・・・
早矢仕さんは丸善というお店の創始者。
ご飯とおかずが1皿で済む料理はできないものかと考案する中、社内食堂で出したのがその最初だと言われている。
なんとそれは幕末から明治の初めにかけてというから意外。
そのころにハヤシライスがあったのだという事実と幕末というタイミング。
明治ならわかるが幕末というのは非常に興味深い。
ハヤシライスは、明治初年来の洋食屋である神田佐久間町の三河屋で大流行したと言う説もあるようなので他説からでもその時代にルーツはあるようだ。
ハヤシさん以外の説も一つ紹介しておこう。
牛肉を細切りにした料理をハッシュ・ド・ビーフというのは一般的。
(ハッシュとは英語で「細切れ」を意味する。)
そのがハッシュがなまってハヤシライスとなったという説だ。
確かにハッシュ・ド・ビーフとハヤシライスでは区別が難しいという意見もあるのでそのような流れでハヤシライスというネーミングがついてもおかしくはない。
なんとなく一発逆転ホームラン、ハヤシさんではなかったという落ちも期待できる展開。
この料理を食べると早死にするからハヤシ・・・そんな説もあるようだが、、、この際聞かなかったことにしておこう。
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