「されど」 の由来
文章を書きながら、友人としゃべりながら思うことがあります。
しかし、だけど、けど、でも・・・
相手の意見に反論したり、先で述べたことを否定的に述べる前置きにしたり必要なこともあるはずですが、特に相手の意見を尊重できない場合は使用を慎むべきでしょう。
このような逆説的な話し方は男性に多いらしいというのを先日何かの本で知りました。
私自身は比較的よくしゃべり、どちらかといえば世間話は女性とのほうが得意なのでそういった傾向は少ないと思っていたのですが、いざ自分の書いた文章を見返すと書くのが下手なせいもあってか、頻発しているのがよくわかります。
でも、あ、また書いてしまいましたね。
でもでも、文章を更によく理解していただけるような工夫であることもご理解いただきたい。
そうだよねとか。そうそうと相槌をうったり、ねぇ~とかわかるわかるとか、同調の言葉を探すのが難儀なことでも自分がいかにそれらを用いていないか、ということが確認できます。
自分の意見を述べたい人にそういった反論の傾向は強いものと考えられそういったことが多いと自然と人は離れてゆき、私のようになりますので皆様もお気を付けくださいね。
■「されど」の由来
何かいいものはないか・・・というわけで見つけたのは「されど」。
「されど」は、前述の事柄を受けて、相反する内容であることを表す。
同義として、「そうではあるが」や「しかし」など。
「そうではあるが」なら相手の意見も肯定できるし、「しかし」よりも柔らかく感じる。
でも問題は・・・文語であることですかね。やはり日本語は難しいですね。
「されど」は「さ」(然)と「あれど」が合わさってできた言葉です。
「さ」は、現代語では「そう」「そのようだ」などをしますので前述の肯定ができるわけです。
「あれど」は、「あり」の已然形(いぜんけい)である「あれ」に、「けれども」を意味する「ど」をつなげたものです。
つまり、「されど」=「そうではあるけれども」となるわけ。
実によくできているし、これこそ私の求めていた言葉!
されど文語なんだよね~
「そうなんだけど~」と言うとどうにもしつこくまとわりつく感じがでてしまう。
やっぱり日本語は難しい。
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