「五月蝿い(うるさい)」 の由来
先日、偶然あることに気がつきました。
私の兄弟はみな耳が悪いということです。
これは遺伝なのでしょうか。
母方の影響のようで、母も耳は悪め。
更にその母方のおばぁちゃんは、耳垢をとったらよく聞こえるようになったというちょいと変わったコントみたいな人。
でもでも、どうやら汗っかきの人なんかは耳の中も油がでるのでゴミや垢も溜まりやすいらしいというのであながち嘘でもなさそう。
私も汗っかきだし耳の中もよく痒くなる。
やっぱり関係あるのでしょうかね。
だから電話が苦手。
聞き漏らして聞きなおすのが難しいので。バイトでオーダーが苦手。
何回も聞きなおすと気まずい。
そんな私は昔ライブ関係のバイトをしていました。
よくよく考えてみれば全く苦ではありませんでした。
耳栓をしている人、アンプの前に立つのを嫌がる人・・
私が特にそれを意にも介さなかったのはおそらく耳が悪かったからかもしれませんね。
それでも嫌だったのは音は小さいけど演歌。
そうです。
三曲めあたりで眠くなるのです。
あれは辛かった。
そんな私でもうるさいと思うことがあります。
例えばヘリコプター。
浦安のディズニーランドの近くで乗りました。
あれはうるさかった。
でも快適な空の旅でした。
例えば子供の声。
なんであんなにうるさいんでしょうかね。
耳の近くで大声出すし、何かしててもすぐに話かけてくるし。
普段から近くにいるひとでもうるさいでしょうから
あまり接する機会の無い人にとってはこれ以上に無い騒音でしょうね。
■「うるさい」の由来
うるさいは、「心」を意味する「うら」の母音交替形「うる」に、「狭い」を意味する形容詞「さし(狭し)」をつけた「うるさし」が語源なのだそうです。
つまり「心が狭い」という意味なのです。
ちなみに母音交替(ぼいんこうたい)とは、一つの言語の中で、母音が変化することにより単語が別の単語に変化したり、文法上の機能が変化したり、環境によって母音が変化する現象をいいます。
我々は生活の中で、音に限らず何らかの刺激によって心が乱されることがあります。
そのとき皆さんはどうしますか?
腹を立てることでしょう。
相手を威圧することもあるでしょう。
こういった状況を「心が狭い」という意味で「うるさい」というのだそうです。
なんだか反省しなければなりませんね。肝に銘じましょう。
国の宝たる子供たちに「うるさい」では・・・
「うるさし」と同系の語に「立派だ」「優れている」「巧みである」といった意味を持つ、「うるせし」があるが、「うるさし(うるさい)」と同源ではないと言われています。
しかし、「うるさい」は「技芸がすぐれている」といった意味でも用いられることから、細かいところまで気づくという点では意味が近く、同源ではないかと考えられるそうです。
そうですね。
神経が細かくなければおそらくそれほど気にならないことでしょうから。
もしくは悟りを開ければ・・・これは一般人には無理か。笑
皆さんご存知のように漢字の「五月蝿い」は五月のハエはとくに「うるさい」ことから当てられた当て字であります。
これだってオーストラリアとかアフリカ、東南アジアてゆーか
発展途上国なんかでは全く気にならないんでしょうね。
気の持ちようなのか。慣れなのか。
日本人ずいぶん便利になったけどそれ分だけ「心が狭い」 人も増えたような気がしますね。
もっと大らかに急がず欲ばらずいきたいものですね。
「うるさい」ものにきっと大切な何かが潜んでいる気がします。
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