「マムシ」 の由来
小さな女の子がボソッて呟いたんです。
「おかしいよ。虫じゃなくて動物でしょ。」
正確には動物でもないんだけど・・
爬虫類なんて分類にはまだまだご縁のないほど幼い少女にそれ以上の反論はしませんでした。
しかし言われてみればこれはおかしな話。
虫じゃないのに「まむし」ときた。
これは由来を調べてみなくては。
マムシとは・・
クサリヘビ科の毒蛇の総称なのだそうです。
クサリヘビ科とは、爬虫綱有鱗目に属する科だそうです。
日本に分布する種としてはニホンマムシ、ツシママムシ、ヒメハブ、サキシマハブ、ホンハブ、トカラハブ、タイワンハブなど。
へぇ~。ハブとマムシは同じ分類なのですね。
灰褐色の地に大きな銭型の斑紋があるのが特徴。
カエル・ネズミなどを食べるそうです。
マムシの由来
由来はなんと!「真虫」からと考えられるそうです。
「虫」に、本当とか「真性」という意味で「真」がつけられて「真虫」になったそう。
そもそもヘビは昔、「長虫」と呼ばれていたそう。
そうなんです。ヘビは「虫」に分類されていたのです。
少女の勘は鋭かった。
「長虫」の中でもマムシは毒を持ち恐れられていた。
そんなわけで、長虫のキング・虫の中の虫といった意味から「真虫」と名づけられたと考えられているそうです。
二番手ですが、マムシを古くは「はみ」と言っていたことから、「ハミムシ」の略転で「マムシ」になったとする説もあるそうです。
ちなみに漢字、「蝮」は「膨れた腹の虫」を表しているそう。
次に会った時はうまく説明できるだろうか。
虫じゃないのに「マムシ」な理由。
匿名 - 2016年2月21日, 9:40 AM
コメント失礼します。
すでに指摘されていることかもしれませんが、ベビは『動物』に分類されますよ。