「ウルフルズ(ulfuls)」 の由来
「ガッツだぜ!! 」あのエネルギーとインパクト
それに加えてたくさんのエピソード、これほど話題になった曲もそうはないでしょう。
今日はウルフルズについて。
トータス松本さんが小室哲哉さんに「もっとディスコっぽいのやれば?」とのアドバイスを受けてtrfの「Overnight Sensation」を聴いていました。
そしてディスコサウンドを想像し作曲したのが、なんと「ガッツだぜ!! 」
サビの「ガッツだぜ」は、KC&ザ・サンシャイン・バンド(KC and the Sunshine Band)の「That’s the Way (I Like It)」のサビの部分を聴いて、何となく「ガッツだぜ」と思いついたからテープに録音したのだとトータス松本さんは語っているのだそうです。
更に歌詞の中には「金田一少年の事件簿」をパロディとした部分があるといいます。
どれだけいい加減な曲なのでしょう。(笑)
初登場順位は低かったものの、あの頭から離れないサビがジワジワときいてきたのかその後順位をあげ6位まで上昇。
ウルフルズそのものも、この曲と共にブレイクを果たすのでした。
「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしますが紅白では卑猥とされた歌詞を一部変更して歌わされます。
この曲がヒットするまで、出したシングルはあまり売れず苦労を重ねてきたのですからその位は仕方がなかったのかもしれません。
曲の大ヒットしたことでレコード会社から金一封もでました。
するとそれを原資に事務所の社長も交えて(そんなのあり?)みんなで飲み明かしたといいます。
すべてのエピソードがパロディのよう。
極めつけは・・・
大阪時代のメンバーのバイト仲間にあの有名放送作家高須光聖さんがいました。
売れない時代からずっと交流があり、いつも曲を聞かせてはアドバイスをもらっていたのでした。
この曲(ガッツだぜ!! )の時は、いつまでたっても売れないことに松本さんはかなり深刻になっており、高須さんは励ますつもりで「お前らもっと頑張らなアカン!この曲も正直俺はあんまりええと思わん!」と言い放ったといいます。
その曲が・・・大ヒット。
うける(笑)
■「ウルフルズ」とは
「ウルフルズ(ulfuls)」は、英語の歌詞を用いたネオ・サイケデリアバンドD’fで活動していたウルフルケイスケさんが、大阪中津のインド喫茶「カンテ・グランデ」のバイト仲間であった松本さんを何度かセッションに誘ったのち、D’fを脱退。
松本さんらとともに1988年にウルフルズを結成しました。
インド喫茶というのはどんなものかすごく気になりますね。
でもあの皆さんの独特の衣装(アイテム選びや色彩)を考えるとそういった場所でのバイト仲間と聞かせられると妙に納得してしまいますね。
その後、ドラマーが脱退したため、なんと・・・客としてライブに来ていたサンコンJr.さんを勧誘。
バンドに迎え入れたのでした。
客がメンバーになるなんてまるで映画やドラマの世界ですね。
1990年6月に念願であった東京での初ライヴを経て1992年には東芝EMIからシングル「やぶれかぶれ」でデビューします。
同6月17日ファーストアルバム「爆発オンパレード」をリリース。
公式ファンクラブ名は「ウルフルクラブ」で、わいもくん、うちもちゃん、ホンキーマン、メタハン坊やといったマスコットキャラクターが存在するのだそう。
他のバンドにはない特徴と言えますね。
メンバーは、
●ボーカル:ギターのトータス松本さん
●同じくボーカル:ギターのウルフルケイスケ
●ベース:コーラスのジョン・B・チョッパーさん
●ドラム:コーラスのサンコンJr.さんの四人。
■「ウルフルズ」の由来
ウルフルケイスケさんの家には、バンドのメンバーがお気に入りのレコードがいくつかありました。
その中の一つのジャケットの帯広告に「ソウルフル(soulful)」という文字があったのです。
それが途中で改行されていたために「ウルフル」と読めたことから、トータスさんとケイスケさんが「これだ!」と思い立って「ウルフルズ」と名付けたとのこと。
一つ追記しますと、誰でも思いつきがちなウルフ=オオカミとは無関係だそうです。
一見いい加減に見えるバンド名の由来ですが、ソウルフルつまり「魂のこもっている」といった意味を理解したなら、確かにあの「ガッツだぜ!! 」は我々に力と共に魂を与えてくれます。
やってやろう、がんばろう、負けないぞ!
今の社会にかけているからこそ我々に更にうったえかけるのかもしれませんね。
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