サザンオールスターズの由来

Photo By Amazon.co.jp: 桑田佳祐

「サザンオールスターズ」 の由来

皆さんはロックフェスに行った事はありますか?
私は「音楽が無いと生きていけない」なんて事はありませんが、いくつかの贔屓(ひいき)バンドがありまして、そのバンドを追っかけるうちにいつしかフェスに迷い込んでしまいました。

フェスではいくつかのステージが存在し、それぞれのステージに数十分から一時間程度の持ち時間で様々なバンドが登場します。
開催日も数日に及ぶこともあり、ある意味では音楽の祭典であり、また、若手バンドにとっては一種の登竜門ともいえることでしょう。

訪れる者にとっても、普段聴きなれない音楽に触れる機会ともなり、そのことは演者にとっては自分達の音楽をより広く知ってもらえるチャンスとなります。
そういった相乗効果が生み出されるのも大きな特徴といえることでしょう。

その多くが夏に開かれることが多く、キャンプを張っての観戦や森林浴を兼ねたもの、海の近くなら海水浴などもおすすめです。
いまではその経済効果からも、地域上げての一大イベントになっております。
私の経験の中では一番の収穫は…
やはりサザンオールスターズ桑田佳祐さんとの出会いでしょう。

お目当てのバンドの演奏が終わり、帰り支度をする自分達とは対照的に人の流れがステージへと向かいます。
オオトリが誰であったか・・・恥ずかしながらそれまで忘れておりました。
桑田さんが登場するや、それまでのバンドとは次元の違う割れんばかりの歓声
その迫力に足止めされて、観る予定の無かったステージを最後まで鑑賞し、見事帰りの大渋滞に巻き込まれたのですが、今となってはいい思い出です。

サザンオールスターズとは

現在は無期限で活動休止中のサザンオールスターズ(追記:2013年に活動再開しています)。
「活動休止の理由は、より新しいものをつくるための充電期間」と桑田さんは発言しているそうです。
最後のライブでも7万人ものファンが集まったそうなので、心待ちにしているファンはたくさんいるのではないでしょうか。
「サザンの解散は絶対にない」とも断言しているので皆さん気長に待ち続けましょう。
1978年のデビュー以来、30年以上の間、日本のポップミュージックの第一線を走り続けたロックバンドです。
マンネリや疲れもあったのでしょうね。

略称は「サザン」。
アクロニム(頭字語)で「SAS」と略記されることもあります。
題材は愛・セックス・郷土愛・ユーモア・社会風刺など多岐にわたり、こうした様々な要素を意欲的に取り入れるのがサザン流であり魅力ともいえることでしょう。

サザンオールスターズの名前の由来

1975年頃、青山学院大学の音楽サークル「Better Days(ベター・デイズ)」のメンバーだった桑田さんを中心に母体となるバンドが結成されたことから活動が始まります。
最初の頃は「温泉あんまももひきバンド」「ピストン桑田とシリンダーズ」「ピストン桑田と脳卒中」「桑田佳祐とヒッチコック劇場」など、コンテスト毎に何度もバンド名とメンバーを変更して出場していました。

「サザンオールスターズ」という名前は、原由子さんが参加した時に、桑田さんの青学時代の同級生である宮治淳一さんが付けたものでした。(宮治さんは現ワーナーミュージック・ジャパン ストラテジック本部シニア・チーフプロデューサー)

宮治淳一のラジオ日本名盤アワー
サザンの名付け親、日本一のレコード大好き男こと宮治淳一(ワーナーミュージック・ジャパン)がセレクトのプレイリスト KKBOXで連載

桑田さんが好きだった「リズム&ブルース」が基となる「サザンロック」(例えばクラプトンなど)と、アメリカサルサ・グループである「ファニア・オールスターズ」を組み合わせた「サザンオールスターズ」を、風呂の中で思いつき、それをそのまま使用することとなったと言います。

「バンド名は?」って聞いたら、そんなもんはないって言うんです。一応、僕はポスターも作らないといけなかったので、バンドの名前が決まったら教えてくれ、と伝えたんですが、例によっていい加減ですから電話してこない(笑)。ポスターが遅れるとマズイってんで、間に合わせ的にこの名前をつけたの。その時、本人、何も知らない(笑)。
第2回 : 宮治淳一さん 音人千一夜より

※追記:上記サイトでは、名付け親の宮治さん談で「サザン」の由来は、ニール・ヤングの曲「サザン・マン」と「ファニア・オールスターズ」からとありますね。。こちらのほうが本人談ですし信憑性が高いですね。失礼いたしました。

この安易な名前の「オールスターズ」については、「これ以上バンド名を考えるのが面倒だった」という理由と、「(桑田さん以外の)メンバーチェンジがあってもいいよう、流動的に入れ替わる全てのメンバーを総称してのバンド名」という意味もあるのだそうです。

ということで、当初は「桑田佳祐&サザンオールスターズ」と名乗っていた時期も存在すると言います。
確かに桑田さんの実力と、その気の抜けたかのようなキャラクターから、そのようなスタイルがはまっていたというのは、私は納得です。
その後も何度かのメンバーチェンジ経て、メンバーはデビュー時の6人に固まったのでした。

余談ですが、当初バンドへの参加を断り続けていた野沢秀行さんは「コンクール出場が決定した際になってから突如参加表明をした」という経緯があるのだそう。
そのため、もちろん冗談ではありますが、メンバーによって「知らない間に野沢がメンバーに加わっていた」「現在も正式メンバーではない」とからかわれるのだそうです。
それも仲のよい証拠でしょうね。

また、過去に一度だけ名前を変えようとしたことがありました。
その名も・・・「パロディハウス」
「ダサい」との理由で即サザンオールスターズに戻されたのは言うまでもありません。

サザンオールスターズYouTubeオフィシャルチャンネル
サザンオールスターズDVD一覧




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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