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「ノーベル賞」 の由来
毎年話題になるノーベル賞、この賞が何を意味するのか・・・
世界に貢献したことへの賞なのか、ただの名誉なのか、国ごとの覇権なのか・・
日本人はもう一度よく考え直した方がいい気がするのは私だけだろうか?
「ノーベル賞」 の由来
ノーベル賞(ノーベルしょう)は、ダイナマイトの発明者として知られるアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まった世界的な賞のこと。
物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済学の6分野において顕著な功績を残した人物に贈られるものである。
今年(2014年)は日本人三人が受賞を果たした。
いづれも物理で、いわゆるLEDでの受賞らしい。
文学賞では村上春樹氏が有力視されたが今年も見送り。
平和賞に憲法9条がノミネート、下馬評では一位だったらしいがこちらも残念な結果。
一つずつ私なりに検証していこう。
最初に村上氏。
これは毎年エントリーするが数年肩透かしを食らっている。
日本での不動の地位を獲得した同氏だが、世界的評価は私などには計り知れない。
というか、世界の文学を我々は知らなすぎる気もする。
なぜなら受賞した人物の名前を、その時まで知らないケースが多すぎるからだ。
単に私に文学への興味がないだけなのか、もしかしたら国ごとの持ち回りなのか…
どちらにしても、いつかは受賞してくれることを祈っている。
僕は村上でも隆派だけどね。
次に憲法9条。
これがもし受賞してしまったら日本は大変な事になってしまっただろう。
国の選択に大きな影響を与えてしまうのは、ほとんどの皆さんの知るところ。
それほどの影響力を持つのがノーベル賞ともいえる。
ただ、この賞についてはベストジーニストにも似ているので、その時の、旬・いわゆる世界平和への貢献と話題性が必要。
いまの日本の立ち位置(世界に相手にされない逆流を行くタカ派の独裁国家)から考えれば受賞しなくて、できなくて当然と言えよう。
そして、最後に物理の受賞者中村氏についての首相コメントより。
「ノーベル賞中村氏は日本人」
これは中村氏に二重国籍の実態があるからだ。
記憶を遡ると、確か同氏は開発特許を巡り所属会社と関係が悪化。
訴訟にまで発展し、海外に活躍の場を求めてそのまま日本を飛び出したはずである。
私が言いたいのは、こういった企業体質に問題がある気がするということ。
愛国心や、富国強兵の気持ちのない個人国家に生きる日本人。(もちろん会社も自分のことしか考えてはいないが)
そういった個人の研究を、すべて会社の権利とするようなやり方は再考が必要ではないだろうか。
その後の会社の利益を考えれば、ノーベル賞の賞金程度(一億弱)は痛くも痒くもないはずだ。
その功績をたたえ、国家として表彰する、そういった取り組みが必要な気がする。
国に認められ愛国心を養い、会社に評価され忠誠を確認する。
それが本来のあるべき姿ではなかろうか。
アルフレット・ノーベルの人生をたどってみた。
生涯独身で過ごした彼も、三度恋に落ちたという。
その一つのエピソードが下記。
結婚相手を見つけるという目的から、彼は女性秘書を募集する広告を5ヶ国語で出す。
そこへ5ヶ国語で応募してきた知的な女性ベルタ・キンスキーという女性に惹かれる。
しかし、ベルタには既に婚約者がいたためその恋は終わる。
2人の関係はノーベルの一方的なものであったそうだが、このキンスキーが「武器をすてよ」などを著し平和主義者だったことが、のちのノーベル平和賞創設に関係しているらしい。
破壊する道具、ダイナマイトの開発者が、一度の恋で平和への気持ちを切り開く・・・なんとも興味深い。
ノーベル賞の果たす役割とは… 余計分からなくなってきた。
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