「恙無い(つつがない)」 の由来
最近あまり使われていないけど、ちょっとかっこつけたい(頭のいいふり)をしたいときや、TPOに合わせて用いたいんだけど、実はその意味の理解は曖昧で突っ込まれると困るシリーズ! ってちょっと長すぎるタイトルで今日はお送りいたします。 今日取り上げるのは「つつがなく」と「とどこおりなく」の違いから。 例えばテレビやラジオのキャスターが 「つつがなく進行しております。」 これは正しい用法と言えるのでしょうか? 「つつがなく」とは、「無事に」や「問題ない」といった意味であります。 これだけだと正しく感じますが、 漢字で書くと「恙」で、いわゆる病気や災いのことを意味します。 「恙が無い」=「病気ではない」と言う意味で無事にということになります。 一方、「とどこおりなく」は「滞りなく」と書き、流れが中断されることなく、順調にとか支障なく、能率的に、首尾よく、怠りなくなど、予定や計画の時間に関する遅れが無... »
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