Archives 2012年2月1日 – 由来メモ

「恙無い(つつがない)」 の由来

最近あまり使われていないけど、ちょっとかっこつけたい(頭のいいふり)をしたいときや、TPOに合わせて用いたいんだけど、実はその意味の理解は曖昧で突っ込まれると困るシリーズ! ってちょっと長すぎるタイトルで今日はお送りいたします。 今日取り上げるのは「つつがなく」と「とどこおりなく」の違いから。 例えばテレビやラジオのキャスターが 「つつがなく進行しております。」 これは正しい用法と言えるのでしょうか? 「つつがなく」とは、「無事に」や「問題ない」といった意味であります。 これだけだと正しく感じますが、 漢字で書くと「恙」で、いわゆる病気や災いのことを意味します。 「恙が無い」=「病気ではない」と言う意味で無事にということになります。 一方、「とどこおりなく」は「滞りなく」と書き、流れが中断されることなく、順調にとか支障なく、能率的に、首尾よく、怠りなくなど、予定や計画の時間に関する遅れが無... »

「寂しい・淋しい(さびしい)」 の由来

「寂しい・淋しい(さびしい)」 の由来

学生時代って考えたことそれほどなかったのですが、社会人になって、人に会う機会が少なくなると無性に「さびしい」という感情が芽生えてくるものです。 それでも一時的に実家に帰ったり、おぼんや正月と言った場合だと挨拶回り、同窓会といったオプションがあり「さびしい」を忘れてしまうものです。 前なら鬱陶しいと思えたことが、忙しいに鎌かけて自分にとって大切なことであったと再認識するのは自分が歳をとったせいなのかもしれません。 先はまだまだ長いとはいえ最近は一人暮らしのご老人の気持ちなども考えられるようになりました。 阪神大震災から17年を経過した神戸でも社会問題となっているそうで、震災時の助け合いが薄れ、最近は被災者の孤独死が増えていると聞きます。 非常に悲しいことですね。 社会との繋がりというものが活力となり、命を支えているというのは人間誰しも忘れたくないものです。 ごくたまにそのような一人暮らしのご... »