Archives 2014年3月15日 – 由来メモ

「一入(ひとしお)」 の由来

喜びも、感激も、感慨も・・・ひとしお。 口語としてはよく用いますが、文語としては用いたことがありませんでした。 「喜びも一塩!」 一塩・・・魚や野菜に軽く塩を振ること。 味が増すってこと?甘いスイカに塩をかけるあの感じ? ■「一入(ひとしお)」の由来 「ひとしお」とは、ほかの場合より程度が一段と増すこと。 副詞的に用いることが多いそうで、同義語として「いっそう」や「ひときわ」がある。 ではなぜそこで塩味を足すのかというと… ここで私は大きな間違いに気づくのだった。 「ひとしおとは『一入』と書くというのだ。」 どう読もうとしても読めない。こういった場合は覚えるしかない。 何かいい覚え方でもないものか・・・それには由来が持ってこい。 「一入」は染物からその由来が来ていて、字のごとく「一回浸すこと」と覚えるとわかりやすいらしい。 「しお」は染め物を染料につける回数のこと。 「ひとしお」なら一回、... »