「霞ヶ浦(かすみがうら)」 の由来
霞ヶ浦は茨城県南東部から千葉県北東部に広がる湖であります。
湖面積220.0km2は琵琶湖に続いて日本第2位。
西浦・北浦・外浪逆浦(そとなさかうら)・北利根川・鰐川・常陸川の各水域のすべて含めての名前となっています。
私は釣りが好きなので、たまに足をのばすことがあります。
もちろんスポーツフィッシング(ブラックバス)であります。
調べてみると他にもワカサギ・シラウオ・コイ・フナ・ウナギ・アユ・ボラ・レンギョイサザアミ・エビ・イサザアミ・ゴロ・コイなどは当たり前に生息しているそうで、少量ながら他にもタナゴ亜科・サヨリ・ウグイ・ドジョウ・スズキ(セイゴ)・ヒガイ・ソウギョ・アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)・ペヘレイなども漁獲されるそうです。
そうした釣り人には魅力的な湖ですが、夏になるとある問題をかかえています。
それは、1970年代から始まったアオコの大発生です。
水道水は異臭を放ち、シジミ・養殖ゴイの大量死などが発生します。
いくつかの努力により、最近は改善されつつありますが、
この時期の強烈なイメージから「汚れた湖」・「死の湖」と呼ばれることもあるそうです。
臭いってのは非常に大事で、気持ちよく釣りを楽しんでいても一気に気持ちがなえます。
我々は休日に訪れる旅人に過ぎませんが、住人にとっては死活問題といえるでしょう。
■霞ヶ浦の由来
霞ヶ浦は8世紀半ばに書かれた「常陸国風土記」では流海、「万葉集」では浪逆の海という名前で出てくるのだそうです。
(ちなみに流海は高浜の海、佐賀の海、信太の海、浪逆の海、香取の海、榎浦、安是の湖の総称)
平安時代は鹿島灘の外の海に対して、内の海と呼ばれていたと言います。
時代は流れますが、「霞ヶ浦」はなかなか出てきませんね。
ただ、これらの名が示すように霞ヶ浦は海と考えられ、入江と認識されていたようです。
鎌倉時代になると、内の海のうち、高浜の海、佐賀の海、信太の海、行方の海を合わせてようやく「霞の浦」と呼ばれるようになったようです。
これが霞ヶ浦の名の起こりと言われていますので由来もここから。
国土地理院発行の「標準地名集(自然地名)」では「ケ(大文字)」を用いており、地名としては「霞ケ浦」が正式表記なのだそうです。
正式にはどちらか?の判別は難しいようで、国が「ヶ(小文字)」を、茨城県が「ケ(大文字)」を用いる事が多いようです。
また、「霞ヶ浦・北浦」というように事実上西浦のみを指して使われる場合も多いあそうで定義が混在し分かりづらいようです。
最後に何で今回霞ヶ浦かというとこちら。
2012年6月に日本で可決された違法ダウンロード刑事罰化に対する抗議活動を行うことを国際的凄腕ハッカー集団であるアノニマスが宣言しました。
26日には財務省、自民党などの公式ウェブサイトがやられ、27日夜には日本音楽著作権協会(JASRAC)の公式ウェブサイトがサーバダウン。
その後も日本政府を標的にするといった声明文がだされました。
そんな中で攻撃を受けたのは、なんと「国土交通省霞ヶ浦河川事務所」
そのことに対してのツイートがこちら
「昨日は忙しいだった。でもちょっとミスしました。誤爆ごめんな(笑)やっぱり日本語は難しい。でもみんなは優しい。ミスの説明を言いました。ありがとう。頑張ります」
どうやら「霞ヶ関(かすみがせき)」と「霞ヶ浦(かすみがうら)」を間違えたみたい。
それにしてもちょっぴりおちゃめでキュートでおっちょこちょいなツイート。
これが本当にハッカー集団なのか?
やっていることはもちろん法的に引っかかるのだろうけど、何か自分の意思表示をするってことは日本人に欠けている気がするから、そういった意味では私は支持したいです。
とともに、次の私の標的も霞ヶ関(の由来)に決まりました。
霞ヶ浦釣り場マップ (Perfect fishing guide map)
V for Vendetta Mask / アノニマス/ガイ・フォークス 仮面 マスク
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