「安曇野市(あずみのし)」 の由来
ETC休日1000円ももう終わりだからちょっと遠めに日帰りドライブに行こうってことになった。
行き先はって母に聞いたら「安曇野市」って言葉が間髪いれずに返ってきた。
それって何県って聞いたらそんなことも知らないのかって顔しながら長野県だよって言葉が飛んできて、なんでそこなんだって聞いたらうんざりした顔で「朝の連ドラもみてないのかい?」って私の世界はみんなの共通語だみたいな剣幕で怒鳴られた。
いやいや乗せていくの俺だし。1000円出すのもガソリン出すのも・・
愚痴っても仕方がない。
お蕎麦を食べに行くという自らの目標を掲げることでモチベーションを上げて、車は走り出した。
駆け込み特需で混雑する中、目的の安曇野市についた。
やれロケ地だ、やれ温泉だって後ろで騒いでいたけど、ナビはしっかり蕎麦屋に設定されている。
インターを降りて数十分、目的地に着くはずだった・・
何もない。
お腹が鳴る音を必死に堪えながら再検索するが、現在地が全く不明。
というか見たことのない村の名前ばかり。
もしや、、カーナビが古いせいで平成の大合併により誕生した「市」の括りから完全に置いていかれているのか。
これは困った。
目的の変更を余儀なくされたから地元の蕎麦マップをいただいて山際のその店を訪れた。
満席で待ちが一組。
自然を活かしたその環境で緑が映えていたので庭で十分待ち時間を堪能し、空いた席に座った。
味はもちろん器のセンスもよくて、もちろん接客も非の打ち所がない。
お値段は多少いいが、トータル的に天ぷらの中身まで大満足。
舞茸入ってたし♪ 来てよかった。さて帰るか。
「これからでしょ。ほら観光観光。」 ・・マジかよ。
安曇野とは
安曇野市は、長野県の中部(中信地方)に位置。
人口は約10万人で長野県内6位。
やはり平成の大合併で誕生したようで、時は2005年10月1日。
南安曇郡豊科町・穂高町・三郷村・堀金村・東筑摩郡明科町が合併し誕生。
これでは私の7年前のナビでは制御不能。
「安曇」の由来
「綿津見命(わたつみのみこと)」を信奉する安曇族(あづみぞく)は、かつて筑紫を中心に北部九州で海運を司っていたが、のちに東遷してこの場所にに定住したのだそう。
律令制のもとで信濃国安曇郡が成立。
「アヅミ」は海人津見(アマツミ)の転じたものであるとされている。
驚いたことに、筑紫と似た風習が食文化(馬食等)や地名、方言(安曇弁)などに残ってるんだって。
よく九州からこんな寒い土地に移り住んだものだと感服。
安曇野うんちく
そんな安曇から旧5町村域を包括する広域名称「安曇野」を市名に採用。
ところが面白いことに、安曇野が指し示す範囲としては明確に画定された線引きは無いんだって。
一般に、当該市のほか池田町、松川村、大町市南部、松本市の梓川地区(旧梓川村)なども含まれるとするのが有力な説らしい。
また振り仮名では「あずみの」ではなく「あづみの」である。英称はAZUMINOと表記。
振り仮名を「あづみの」「あずみの」いずれにするかは合併協議会において議論がされたんだって。
結果「アヅミ」は海人津見(アマツミ)の転じたものであるとされているため、あづみのが採用された。
なるほど。朝ドラに便乗してみんなが「安曇野」を名乗っているって訳じゃないんだね。
元から線引きが曖昧なんだ。
お隣の松本市も限りなく境界が不透明。
でもその気持ちはよくわかる。
訪れたのが夏だったからかもしれないけど、周りを雪山に囲まれたこの地は大変清清しい。
ついつい足を止めて定住しちゃう気持ちがよくわかる。
俺もちょびっと引越し考えちゃったもん。
定年者A - 2011年7月13日, 11:58 AM
五島列島 見島 能登半島 高岡 安曇 痕跡が残っています。
匿名 - 2016年1月14日, 8:49 AM
かっけーじゃん