「群馬(ぐんま)」 の由来

第二の故郷って皆さんはありますか?
私は群馬県の前橋市です。おばぁちゃんが住んでいたんです。
田舎に住んでいた私にとっては地方ながら県庁所在地(自分の中での都会)という場所柄も魅力的で、子供の頃は電車やバスを使って子供だけで遊びに行ったこともありました。

「すずらん」てデパートがあって、敷島公園があって、川があってついでにおばちゃんの家の隣には駄菓子屋もあったのでそこはもう天国。
夏休みなどは、一月ほどのロングステイもしました。
お小遣いを使いすぎたり、熱を出したり、自転車に足を入れてしまったり。
でもその一つ一つが大切な思い出です。

■「群馬」の由来

県庁所在地が県名になるというケースは全国で多く見られますが、群馬県においては前橋市が県庁所在地なので違っているようです。
そこには、ある争いが関与していました。
前橋市と高崎市が県庁所在地をめぐって争っていたというのです。
確かに今でも都市の規模もそれほどかわらず、距離も離れていないのでどちらがそうかといわれても困ってしまう人も多いのではないかと思うくらいどちらも見劣りしない大都市です。
私は今でも前橋に洋服を買いに行きますが、その店が高崎に移転しました。
行ってみれば今の文化の中心はどちらかといえば高崎のほうかもしれません。
前橋は県庁所在地というだけで若干空洞化が進んでいるような印象がみられました。
これも時代なんですかね。。

1871(明治4)年の廃藩置県に際して「ぐんまけん」が県名として採用されましたが、そこにはある条件が適用されたのでした。
それは県庁所在地は前橋に譲っても、県名は高崎からというものです。
そういった経緯から、前橋で有力であった「勢多郡」ではなく、結果として高崎の「群馬(くるま)郡」が採用されたのでした。
群馬郡の名称については、藤原京跡から出土した木簡に「上毛野国車評(かみつけぬのくにくるまのこおり)」とあることから、榛名山の南東に勢力をもっていた豪族「車持君(くるまもちのきみ)」に由来すると考えられる説が有力だそうですが、他にも、渡来人が多くすんでいたのでその氏族の名が関係しているとか川が曲流することを表す地名「くるま」からではないかといった説があります。
更に、奈良時代の初めになると、全国の群や郷の名を二文字の好字で表記する事となり「車(くるま)」を、音の似た「群馬」に変更したことが群馬郡の始まりと言われています。
漢字については、この地方が古くから馬に関係あった(朝廷に供給する馬の牧場が多くあった)ことがよく知られているそうで特に違和感はなかったようです。

群馬県の名物は「空っ風」「雷」「カカア天下」だって知ってますか?
でも私にとっては「軽自動車」だったりします。
確か全国で一番、軽自動車の所持率が高いとか・・
今でもそうなのですかね。
海が無くて山ばかりで、それほど裕福ということもない。
だから「軽自動車」なのかもしれません。
だけど、昔から所縁の深い「くるま」だったことに私は不思議な力を感じます。


群馬の逆襲 日本一“無名“な群馬県の「幸せ力」


ビジネスの9割は「県民性」でうまくいく





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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