「アンケート」 の由来
「アンケート」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
日本でもおなじみの言葉でおそらく外国からそのまんま入ってきた言葉のはずだけど、おなじみの「英語」と考えるには若干しっくりこないって単語がけっこうある。
その一つが今日取り上げる、「アンケート」
アンケートの由来は、質問や調査を意味するフランス語「enquete」からなのだそう。
確かに「アン」だから数を数える程度のフランス語認識能力の自分でも納得。
更にこの「enquete」は、ラテン語の「探し求める(inquarere)」からきているらしい。
ちなみに英語で「アンケート」は「Questionnaire」というらしい。
■「アンケート」とは・・
多くの人に一定の質問形式で意見を問うこと。
一つ、社会のいろいろな事柄や人々の意見などを調べるために、関係者や有名人に一定の質問形式で意見を問うこと。
一つ、街頭などで行う一定の質問形式による意見調査。
元々は対面による会話なども含めていたが、現在は調査研究の方法として質問紙法をさす場合が多いみたい。
日本初のアンケートは、昭和21年に時事通信によって行われた「世論調査」とされる。
昭和30年代になると、大企業が市場調査をアンケートで行なうようになる。
細かく消費者のニーズを把握するためだ。
そして時代は流れて・・・最近はパブリックコメントというものが登場した。
パブリックコメント(Public Comment)とは意見公募手続、意見提出制度のこと。
公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に、意見・情報・改善案などを求める手続をいう。
公的な機関が規則などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、よりよい行政を目指すものである。通称パブコメ。
さていよいよエネルギー問題が佳境を迎えている。
2030年の電力に占める原発の割合など今後のエネルギー政策の協議が進められている。
将来的に原発依存度を「0%」「15%」「20~25%」のどれにするかというのが話の争点だ。
私の知る限りで説明すれば「0%」新規開発なし。まさに原発0国家。
「15%」 建設から40年で廃炉だが、稼働率を考えると新規建設が1.2基必要。
「20~25%」言ったらなんだが現在の比率が26%だからほぼ現状維持。
おかしな選択肢が混じってしまっている。
「脱原発依存」減らすことで決まっているのに選択肢3は「国民はバカだからわかるまい」くらいの数字だ。
その為に意見聴取会が開かれるが、政府が示した三つのシナリオに沿って意見を述べる場には、電力会社の職員が派遣されてくる。
「やらせ」と思われても仕方がないのではなかろうか。
もう一つ意見を聞く場があるらしい。
それがパブリックコメントだ。
内閣府 – 「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)
ただこれまでの内閣府のやり方を見てきて貴方は信用できますか?
私は信用できません。
今日取り上げた「アンケート」とパブリックコメントの違いはなんなんだろう。
考えてみた。
それは匿名であるかそうでないかの違いくらいではないだろうか。
公に名乗って我々は要求するわけ。
それだけ国民は個人情報のリスクを伴うから、本気でなければ書きたがらないはず。
さてその意見は本当に反映されるのか?それは非常に疑わしい。
上記サイトをみてわかるように、三つのシナリオがありながらこのパブリックコメントにはその選択肢の記述はなかったりする。
私からみればこれは、「こっちでだいたい決めさせてもらうけど、何か意見ある?」程度にしか見えないわけ。
そして時を同じくしてこちらは大津市のいじめ問題。
生徒がいじめを原因として自殺したかどうかというのが話の争点。
細かいことは面倒だから書かないけど、今日の話題「アンケート」について。
生徒から回収したものに「自殺の練習」ってのがあったんだって。
それについての教育委員会や学校側のコメント。
「見落としていました。」
ああぁ???????????
それ一番大事な箇所では?
アンケートって何のためにやるのだろ?
パブリックコメントとの違いってナニさ?
どちらも「とりあえずやりましたよ」って実績だけなんじゃないの?
更に隠蔽までされちゃ~世話ないぜ。
新聞の世論調査って本当にやる意味あるのかなぁ?
歴史を見たらこれもアンケートと同じだよねぇ?
選挙の結果を予想するってのが世論操作じゃないの?
あのさー大事なことは 国民投票やりなさいよ。
それと結果はちゃんと公開して。
自分達に不都合な真実でもさぁ。
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