「ガラケー」 の由来

ガラケーとは・・・ガラパゴス携帯もしくは「ガラパゴスケータイ」のこと。
いわゆる「ガラパゴス化」した日本の携帯電話端末の通称として用いられています。

ガラパゴスとはご存知、エクアドルから西に900キロ太平洋上に浮かぶあのイグアナで有名な諸島のこと。
他の島から離れているので独自の進化を遂げた動植物が多数存在します。
日本国内メーカーによって製造されてきた携帯電話は
傑出した機能や性能を持っているが、(ワンセグ 着メロ 着歌 電子マネーなど)独創性が高く世界標準からはずれていました。
そのため海外市場には進出できず、日本だけで独特の進化を遂げてきたというわけ。
こうした状況から半ば揶揄を込めてガラパゴス由来の「ガラケー」の呼び名がつけられたというわけです。

ガラケーの語が浸透してきたのには、急速に普及しつつあるスマートフォンの存在があげられることでしょう。
「旧来の携帯電話の端末」だけで人々はそれをガラケーと呼び始めたのです。
では「フィーチャーフォン」と呼ばれるものはなんなのでしょうか?

綴りは「feature phone」と書き、featureは「特色ある」と訳されるので「feature phone」 直訳は「特色ある電話」となります。
通話機能の他に何らかの高度な付加機能を搭載している携帯電話端末の一般的な呼び名であり、その特色とは、ワンセグ、FeliCa(おサイフケータイ)、メガピクセルカメラ、生体認証(指紋認証)、赤外線通信、Bluetooth、などなど・・・つまりこの意味では「フィーチャーフォン」とは、ガラケーとほぼ一致すると言えます。
だったら元から「フィーチャーフォン」でいい気がするのですが・・・
どうにもこうにも自虐的にガラケー、ガラパゴス、孤立したといった意味を植え付けてスマホへの移行を促しているような気がしてなりません。

私は未だに「フィーチャーフォン」を利用しています。
いや、未だにという表現も媚びているようでなじみません。
これからもガラケーでかまいません。
その上、特色ある携帯の、その特色ですらほとんど利用していないことに気付かされました。
音楽再生もしないし、ケータイにお財布機能も付けません。
着メロを買うこともなければ、赤外線通信も使うのは年に一、二回あるかないか。
ワンセグテレビは使いますが、これも家の二階以外では電波も入らないので不通に近い状態です。
一時間ほどでバッテリーなくなるし・・・
最近では、こうしたガラケーの機能がスマートフォンに搭載されるケースも増えつつあるといいます。
「ガラスマ」と呼ばれるているそうです。

CMでは是非国民的アイドルの派手な衣装などで言ってほしいものですね。
そうして世間はどんどん先に進んでゆくことでしょう。
しかし私はらくらくフォンに乗り換えて時代と逆行し、アナログな世界を追求してゆく所存でございます。


ガラケーとスマホの2台持ちなら、年間4万円も節約できる!


ガラパゴス化する日本の製造業





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. 「スマートフォン(Smartphone)」 の由来と語源 - 由来メモ - 2014年11月5日, 10:00 AM Reply

    […] スマートフォンに対して我々はガラケーというものを認識している。 ガラケーとはガラパゴス携帯であることからこの名前が付いたというのは以前由来メモでも取りあげた。 ⇒「ガラケー」の由来 […]

一言コメントする

メールアドレスは公開されません。

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)