「くノ一(くのいち)」 の由来
ちょっと読みづらいですが、今日のお題は「くのいち」
くノ一(くのいち)とは、一般に女性の忍者のこと。
小説や漫画などで多く用いられる言葉です。
彼女らの任務は男の忍者とは違い、情報集が主である。
家の下女や女中としてスパイのように送り込まれ・・・
働きながら普段見聞きする情報を収集し、仲間に報告することが任務。
こうみると「家政婦は見た」も服装は違えどくノ一なきがしてきた・・・
実は行きつけの店にくノ一がいる。
いや辞めてしまったので今はいないから、いたが正しい。
割烹料理屋の店員の服装は着物を崩した作務衣のようなもの。
女将クラスは着物なんだけど、バイトは動きやすさを重視したのだろう。
彼女はポニーテールでもみ上げのところから数本長い髪を垂らしている。
細面で切れ長の目、華奢でかわいいこだったのですが、なんとなく雰囲気がくノ一だったので我々は彼女をそう呼んでいた。
確か頭には鉢巻のようなものを巻いていた。
よく考えて見るとこれが彼女の風貌も手伝って「父上の敵」といった臭いをかもし出していたのかもしれない。
ただ冷静に考えれば面白い以上にかわいい子だったので、惜しい娘を亡くしたものだ。
(いや死んでもいなければ仇討ちもしていない)
■「くノ一」の由来
このひらがな、カタカナ、漢字という不思議な名前について、ある日気づいたことがある。
もしかしたら、漢字の書き順なのではないだろうか?
それは「女」という漢字。
書き順で一画ずつに分解すると「く」「ノ」「一」となるためのだ。
おお!これってすごくない?と調べてみたら本当にあった。
女性を意味する忍者の隠語からきたという説である。
江戸時代に編纂された忍術書「万川集海」ではこの説を採っているという。
ただ、他にもいくつか説はある。例えば、正しくは「九ノ一」と書くという説。
これは、人体には目、鼻、口、耳、へそ、肛門の九つの穴があるが・・・
んん・・・これ以上書くべきだろうか。
女性にはもう一つあるよね・・というもの。
もう一つ多いことから、九ノ一と呼ばれたという説である。
ただ、この説は、穴の数え方が資料によってまちまちのため、信憑性は少ないよう。
また、作家の戸部新十郎さんがその著書である「忍者と忍術」で述べている説もある。
元々は陰陽道における房術を示す「九一ノ道」が本義であり、九の字が平仮名のくの字と同じ発音のうえ一と合すれば、ともに女になることからくノ一となり、それがいつの間にやら女忍者の俗称として使われるようになったと説だ。
山田風太郎説というものもある。
忍者小説の大御所である山田風太郎さんが作った造語であるという説だ。
ただこれも信憑性は乏しいらしい。
色々書いたけど、今日はやはり「女」漢字説に間違いないと断言したい気分である。
(九つの穴説も嫌いじゃない)
だってもしそんな由来であったら今までに無いから新鮮だし面白い。
それだけのことだけど・・・
最近のコメント