「生理」 の由来
「生理」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
筆者は男であります。
今日は我々の覗けない神秘のお話です。
「生理」
この一見、下ネタに見えなくもない言葉を真剣に調べてみようと思います。
恥ずかしながら、私は漢字では「整理」なのかと思っていました。
僅かな知識から導いた答えは、「受精せずに不必要なものが剥がれ落ちる」であり、だから整理か!と勝手な想像で漢字をあてはめてしまっていたのです。
しかし、よく考えてみれば「生理現象」については男性の「発情」にも用いられるので女性だけにあてはめた私の独りよがりの誤りが容易に確認できるのです。
生理現象について調べてみれば生きていくために必然とおこる現象、本能のようなものすべてにあてはまるようです。
男女間の性交・排泄のほかにも、噛めば唾液が出るとか、ホルモンが分泌されるとかいう類のもの全てが生理現象でくくられるそうです。
「おなら」「げっぷ」「あくび」「せき」「排尿」「排便」….
奥が深すぎですね。
ではその中でなぜ女性のその現象だけ「生理」とよぶのでしょうか?
恥ずかしいのはもちろん「おなら」や「げっぷ」も同じこと。
では生理の由来は?
これがどこにも書いてありませんでした。
では英語からでは?
生理とは・・生物の身体のはたらきのこと”physiology”
生理的な・・”physiological”《phenomena》
月経・・”menstruation ; one’s period”
生理の・・”menstrual”
生理用ナプキン・・”a sanitary napkin”
とまぁこんな感じで結論が出ませんでした。
ただ一つ、参考になるものを見つけました。
「月経の別称」ということで月経について調べてみました。
月経(げっけい)とは、成熟した人間の女性および高等霊長類のメスの子宮から周期的に起こる、生理的出血のことです。
つまり生理と同義ですよね。
月経は正式な医学用語だそうです。生理とは婉曲表現されることが多いとか。
この婉曲が判らなかったので調べてみました。
婉曲法(えんきょくほう)とは一般に、否定的な含意を持つ語句を直接用いず、他の語句で置き換えるだそうです。
具体的には聞き手が感じる不快感や困惑を少なくする目的で、あるいは話し手がそのような不都合やタブーへの抵触を避ける目的で用いられるそう。
つまり誰かが、遠まわしな表現で「生理現象の一つ」と表現を用いてそれが広く浸透。
もちろん言う必要もないから誰が最初に用いたかも明らかではない。
という結論に達しました。
やはり神秘の領域「タブー」だったようです。
また月経の隠語としては、
「メンス」(英:menstruation MENSES のカタカナ表記の省略形)「アンネ」(生理用品のメーカー名より)「お弁当箱」(ナプキンが梱包されている形から)「つきのもの」「つきやく」「お月様」{「アレ」「めぐり」「女の子の日」「女盛りの日」「アノ日」などがあるそうです。
確かに品がないですね。
ちなみに「月経」の由来については、月の満ち欠け周期の”なごり”のようです。
最近のコメント