「台風」 の由来
夏の名物といえば・・花火に祭りに海。そして「台風」
なんか違いますか?
そんなことはないはず。
楽しいものですよ台風。
一過の爽やかさに、学校は臨時休校。海には様々な生き物がうちあげられ、普段とは別の景色が楽しめます。
そうです。地震・雷・火事・親父の江戸の華のノリで楽しんでしまえばいいのです。
とは言いましても、やはり「災害」であることには間違いありません。
被災者が少なく済むことを毎回祈るばかりです。
ところでこの「台風」、漢字に疑問が残りますね。
風はわかりますが台って。
台湾から来るから?
そんな疑問の答えを探してみましょう。
英語では・・ハリケーン?
これはなんとなくイメージに合うネーミングな気がします。
それなのに一つ一つに女性の名前をつけてしまうアメリカは面白いですね。
女性特有のヒステリックなイメージから?冗談はさておき、記憶に新しいところでは、カトリーナが大暴れしましたね。
死亡者:1836名 行方不明者:705名
原油価格の高騰や穀物市場への影響など、去った後もその後遺症は我々の記憶にいつまでも刻まれることでしょう。
ハリケーンの由来は、スペイン語「ウラカーン」からだそうです。
ウラカーンはカリブ海沿岸で「暴風の神」のことをさし、スペインの船乗りたちが「とぐろを巻く」という意味で用いたことがきっかけで、「ハリケーン」の意味になったのだそう。
これに基づけば、日本では「風神23号」とかでもいいのでは?
漢字なのでおそらく・・大陸からなのでしょうか。
台風の由来
古くは日本では、「野分き(のわき)」と読んでいたそうです。
これはあの、「源氏物語」の巻名にも使われているとか。
以外に歴史が古いのに驚きましたが、すごく柔らかい呼び方だったのですね。
気象用語としては、風速32・7メートル以上のものを「颶風(ぐふう)」と呼ぶのが一般的なのだそうです。
明治時代末に、それを当時の中央気象台長であった、岡田武松さんが、「颶風(たいふう)」を用い、当用漢字が定められた1964年以降は「台」の字に代用されたそうです。
それから「台風」となりました。
ただその、「颶風」の語源にはいくつかあるそうなのです。
1 ギリシャ神話の風の神「テュフォン」が「typhoon」となり、「颶風」というギリシャ説
2、アラビア語でぐるぐる回るの意味の「tufan」が「typhoon」となり「颶風」というアラビア説
3、台湾や中国ではもともと「台湾付近の風」という意味で「颶風」が使われていた大陸では激しい風のことを「大風(タイフーン)」と呼んでいたという台湾中国説
最初に書いた憶測では正に台湾中国説ですが、できれば自然に対して畏れ、敬う神様の説が私にはしっくりくるようです。
ギリシャ説に1000点!
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