「リクルート」 の由来
ポンパレというサイトをご存知でしょうか。
割引チケット購入サイトポンパレ・・聞いたことくらいはあります?
私はたまに活用しています。
割引って言葉にめっぽう弱いので・・・
今日はその由来をやろうと画策していたらこのサイトを運営するのがリクルートであることが判明。
そんなわけでこの二つのカタカナの由来について調べてみました。
■「ポンパレ」の由来
ポンパレは、もともとはポンパレードという名前だったものを短縮したものだそうです。
でもポンパレードってそもそも何?
それは「クー『ポン』がどんどん集まって、『パレード』するようなイメージ」なのだそう。
確かにサイトを開くとクーポンだらけ。「パレード」は適切かもしれません。
ってことで、運営会社「リクルート」にさらっと話を移していきます。
■「リクルート」の由来
株式会社リクルートホールディングスは、広告を主体に、出版およびインターネットにおける情報サービスや人材紹介、また企業規模は大手であるにもかかわらず、非上場企業だそうです。
昭和35年に江副浩正さんが創業しました。
最初の社名は「大学新聞広告社」、法人組織になったのをを機に「株式会社大学広告」へ変更。
創業から4年目に「日本リクルートメントセンター」という社名になり、初めて「リクルート」という言葉が登場します。
現在の社名「株式会社リクルート」となったのは、昭和59年)のこと。
それまでの事業内容からの脱却や拡大を考えて当時の社長が決定したそうです。
英語の「recruit リクルート」とは、新人募集や人材募集のこと。
今でこそ当たり前となりましたが、当時はそれほど浸透していない言葉だったようです。
ということで、由来は解決しましたが個人的に納得できていない一件があります。
それはリクルート事件。
私は当時まだ小さかったので事件の全容をしらないので調べてみました。
リクルート事件とは、昭和63年に発覚した、贈収賄事件のこと。
贈賄側の会社経営者や、収賄側の政治家や官僚らが次々に逮捕されました。
当時の政界・官界を揺るがす、一大スキャンダルだったそうです。
この事件は、リクルートの関連会社であり未上場の不動産会社であるリクルートコスモス社の未公開株が賄賂として使われました。
江副浩正リクルート社会長は、自社の政治的財界的地位を高めるために有力政治家や官僚そして通信業界有力者をターゲットに未公開株を相次いで譲渡しました。
それを朝日新聞が「川崎市助役へ一億円利益供与疑惑」としてスクープ報道。
その後、リクルートにより関連会社リクルート・コスモス社の未公開株を受け取っていた中曽根康弘、竹下登、宮澤喜一、安倍晋太郎、渡辺美智雄など大物政治家の名前が次々に浮上します。
その数は90人を超え、森喜朗は約1億円の売却益を得ていたことも判明。
どの名前も誰もが知る政治家ばかり。
・・・・ということでどえらい事件であったことが判別のつく年齢になった今の私。
その大きさが大人になった私の心に、今でも深く刻まれています。
新人=フレッシュ・人材=ファイトといった意味で捉えていますが
どうにもリクルート=ダークのイメージは拭えませんでした。
上場していないということは大変好感なのですが、裏で贈収賄があったとなるとやはり小さい頃のイメージが覆ることはないようです。
次は佐川急便の由来かな・・・
リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)
大事なことはみんなリクルートから教わった (ソフトバンク文庫NF)
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