「はなまるうどん」 の由来
私は蕎麦より断然うどん派です。
蕎麦も食べられるのはカップ麺か立ち食い蕎麦までで、より本格的なものほどあまり好みません。
10割蕎麦なんてもってのほか。
なんてことを書き始めると完全にアンチ蕎麦的な原稿になってしまうのでこの辺で。
要するに水分のない食べ物が苦手なので、食パン同様に本格的な蕎麦も苦手なのでしょう。
さて、外食産業では本格的な蕎麦は人を集めますが、本格的なうどんというとそれほど脚光を浴びてきませんでした。
私なりに考えた結果、うどんというのはそれほど高級に仕立てられないからではないかと思われます。
一食2000円で蕎麦を食べるのは普通でも、一食1000円を越えるうどんというのは、例えそれが稲庭うどんでも少し高いと感じるというのは私だけではないはずです。
そんな発想を逆手にとってか、デパートのセルフサービスのうどん店には連日行列ができております。
成功の理由は、はやいやすいうまいの代表とも言われるようなやり方になる気がします。。
最初にうどんを注文し、自分で好き勝手にオプションを加えて会計を済ませると、ネギと揚げ玉は無料でトッピングができます。そしてお値段はワンコイン500円以下というリーズナブルさ。
並んで自ら配膳してすべてが流れ作業なのでそれほど待ち時間も感じません。
お腹も心も満たされるその商売のやり方は、外食の多い現代人にとっては財布にもお腹にも優しい嬉しいシステムです。
私もデパートのフードコートではいつも迷ってしまうのですが、最終的には五割ほどの確立でうどんに落ち着きます。
目新しいものにはとりあえずチャレンジするのですが、値段と満足感ではうどんが群を抜いており、どこの店舗でも味がそれほど変わらないのもその理由でしょう。
■「はなまるうどん」の由来
四月一日に驚くべき広告を目にしました。
* 「 栄養満点!まるごとダイオウイカ天 新発売 はなまるうどん 」*
*商品名 まるごとダイオウイカ天 サイズ18メートル 価格 87.000円 ※ 一週間前までに予約*
あのテレビでしか見たことのないダイオウイカが店頭に並ぶ!しかも食べられる!!
私は朝一番に店頭に走り並びました。
いや待てよ、要予約ということは三月中に予約を入れた人先ではないか!
待て待て、それよりイッパイ87.000円で採算が合うのか?
もとい18メートルじゃ店頭に入りきれないだろ!!
すみません。
無駄に興奮しすぎてしまいました。
NHKの特番で見て以来、ダイオウイカの虜になってしまっていたのですみません。
もちろんこれは四月一日にエイプリルフール用の広告なのでダイオウイカが店頭に並ぶことはありません。
それでも、その冗談の加減と取り上げたのが話題のダイオウイカである点、また会社一丸となっての引っ掛け方など、全てが私の心をわし掴みにしたのは間違いありません。
はなまるうどんはを運営している企業名は株式会社はなまるですが、なんと吉野家グループなのだそうです。
驚きですね。
牛丼では苦戦中の吉野家ですが、まさか話題のはなまるうどんを手がけていたとは。
通りで広告が上手なわけです。
うどんが1杯100円から食べられるという驚きだけでなく、高品質な讃岐うどんを香川県以外で手軽に食べられるようにしたという功績はたいへん大きいものでしょう。
「はなまるうどん」その社名については、創業者の思いが込められています。
「お客様からはなまるを頂きたい!」
冒頭で書いたとおり、価格、サービス、システム、広告、私からしたら非のうちようがありません。
普段は二重丸までの酷評にしておき、更なる向上心を促すものですが(私は何様??)
今回は太鼓判と共に「はなまる」いってみましょう。
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