「マクドナルド」 の由来
なぜ今までこの会社の由来をやっていなかったのか。
こんなにメジャーな会社なのになぜスルーしてきたのだろう。
それは私が全く利用しないからに他なりません。
だからといってそこの会社の商品が気に入らないとか同業他社を利用しているから入ったことがないということではなく、単純にハンバーガーで食事というライフスタイルが私にはないからという理由。
それでも、夏の暑い日に100円でお茶ができるときとかちょっとした「気になるおもちゃ」が手に入るときなどには注文の仕方も分からないから少し緊張しながら入店したりします。
今日は、もはや日本人の定番になりつつあるハンバーガーショップ
「マクドナルド」について。
■「マクドナルド」の由来
マクドナルドの由来は、南カルフォルニアのレストラン経営者の兄弟マックさんとディックさんからきているのだそうです。
最初のマクドナルドはカリフォルニア州サンバーナーディノでこのマクドナルド兄弟が1940年に始めたものでした。
その名前を広めたのは、「スピード・サービス・システム」。
工場式のハンバーガー製造方法とセルフサービスの仕組みでありました。
それに目をつけたのがミルクシェイク用ミキサーのセールスマンで企業家のレイ・クロックさん。
客席の回転率が大変高く、相当数の人数の客を次々とさばけるこのシステムに大変興味を持ちました。
すっかり感心したクロックさんは、このシステムをフランチャイズ形式にしシステムそのものを売る商売を始めては、と勧めるのでした。
しかしマクドナルド兄弟は、自分達の為に店をやっているだけでフランチャイズをするつもりは無いと消極的。
それでもクロックさんの粘り強い交渉と、高額な契約金、そして「兄弟はこの店以外干渉しない」「クロックはこの店には干渉しない」「マクドナルドという名とシステムは、クロックが事業に使う」という三つの条件付きで合意したのでした。
日本にマクドナルドを広めたのは、有名実業家の藤田 田(ふじた でん)さん。
藤田さんは日本でチェーン展開するにあたっていくつかの悩みを抱えました。
その一つが「マクドナルド」という名前。
日本語の研究が趣味の藤田さん、「McDonald’s」の正しい発音である「マク-*ダ*ーナルズ、または、マク-*ダ*ーヌルズ」に異を唱えます。日本人には発音しにくいという理由からです。
アメリカ本社の反対を押し切り日本語的に馴染みやすい3・3の韻になるよう「マクド-ナルド」に変更したのでした。
1971年7月20日待望の1号店が銀座三越店内に開店しました。
これについても当初米国本社からは、アメリカと同に郊外型の店舗で展開するよう指示がありましたが、藤田さんは銀座に拘ります。
その理由は「銀座が流行の情報発信基地だ、銀座で話題になれば商売も必ず成功する」と踏んでいたから。
その店の開店も平坦な道ではありませんでした。
藤田さんはマクドナルドの開店を三越まで直談判に行きますが、「三越の営業の邪魔にならぬよう、火曜日朝に開店できるなら出店してもらっても構わない」と無理難題を突き付けられます。
当時の銀座三越は月曜日が定休日なのでこのことはつまり店の開いていない日曜日の閉店時刻(18時)から火曜日の開店時刻(10時)までに水周りを含め全ての作業を終わらせた上で開店させることができるなら出店を許可するという意味でした。
こんな断り方あるかというくらいの高いハードル。
私ならここで挫折することは間違いありません。
しかし藤田さんは違いました。
作業できる時間は実質40時間。
近くの空き地に銀座三越の出店予定スペースを再現し、作業員に何度も何度もシミュレーションをさせたのです。
最初は60時間近くかかりましたが、最後には39時間足らずで作業を終わらせることに成功します。
こうしてオープンした銀座店は瞬く間に話題となり全国展開にこれ以上ないスタートを切るのでした。
マクドナルドの話のはずが、やはり名物社長、藤田田さんの話が面白すぎてそちらに流れてしまいました。
最後にこの藤田さんの名前の由来。
だって藤田 田て名前不思議じゃないですか。
これ母親がキリスト教徒だったことから「口」に「十字架」で、よい言葉を語るようにという意味がこめられているのだそう。
ただ本人はクリスチャンではなく、「銀座のユダヤ人」を自称していたそうです。
Den Fujitaの商法〈1〉頭の悪い奴は損をする (ワニの新書)
最近のコメント