「ピーチ・アビエーション」 の由来

飛行機が安くなるなんて、消費者にとってこれ以上いい話はそうそうない。
私もそれほど旅行はしないけれどどこか行きたい気分♪

就航したばかりの格安航空会社「ピーチ・アビエーション」。
「関空」で馴染みの関西国際空港を拠点として新千歳空港との間を1日3往復。福岡空港との間を4往復でスタート。
連日満席でかなり好調のようです。

Peach Aviation株式会社(ピーチ・アビエーション)は、全日本空輸を筆頭株主に持つ格安航空会社。
桃色と紫色の中間色のフーシア色を基調にしたデザインでブランド名はPeach(ピーチ)!
もちろんこれは桃からとったのだそうで、桃が「活力」や「長寿」を意味する果物であることからつけられたのだそう。
もともとは、「ANA」と「ファーイースタンインベストメントメントの頭文字を取った「A&Fアビエーション」という名前だったそうですが、ブランド発表時に今の名前になったとのことです。愛着を持ってもらう意味でも大正解ですね。

そのウリはやはり値段の安さ。
関西空港から札幌新千歳空港までがなんと驚きの4780円!
しかし、この安さにはちょっとしたカラクリがあるのだそう。

電話で予約するとプラス1050円、空港のカウンターで購入するとプラス2100円の手数料がかかるとか。
そう、予約は基本インターネットとなるわけ。要は人件費の削減なのでしょうね。

また、搭乗の際にも荷物を飛行機に預けると1個目でも「ピーチ」だと1050円が必要。
座席を指定するのにも210円の手数料がかかります。
つまり手間がかかったり、人より優先されるようなサービスには、それを頼んだ人にだけ、「お金を払ってもらいますよ!」というのが「ピーチ」の仕組みというわけ。

なるほどなるほどわかりやすいです。

他にもチェックインカウンターを簡略化したり(空港に払う場所代の効率化)、全く同じ形の飛行機を使うことで飛行機1機種に対して、1種類必要な操縦士の免許を取りやすくしたり、もちろん航空機の部品や工具が1機種分で済むので整備士を養成する時間やコストも安くなります。
飛行機が全て新品なのも中古の飛行機を買ってあちこち直すよりも、しっかりした新品を買った方が点検も簡単でかえって安くつくという考えから。
また、片道4時間以内のフライトしかない為一日の終わりには必ず関空に戻ることも空港への宿泊料の削減に繋がっているとのこと。

様々なコストを省いて、安さを実現させているのが「ピーチ」というわけ。

ちなみに「ピーチ」では機内アナウンスで関西弁などの方言が使われることもあるらしい。
値段もさることながら、そういった遊びの方が私のようなマニアを引き付けやすいというのも「ピーチ」の計算なのだろうか?

行き先は限られるけどご縁があれば是非とも利用してみたいものです。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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