「貫禄(かんろく)」 の由来
久しぶりにお会いした友人の会社の社長さんに「きみ~会わないうちに貫禄ついたね。」と言われた。
もちろん褒め言葉だと感じたので素直に喜べばよかったのだけど照れ隠しにアゴをなでながら「え~そんなに太りましたか?」って答えてしまった。
よく考えてみれば最近ダイエットに励んでいるので一時のブクブクは改善された。
それでも貫禄がついたと見えたのなら自覚するところだと若干落ち着きが出てきたと言うことなのだろう。
でも、正直そんな風に褒めてくれる人なんてそうはいないから、心の中ではこの人もたいしたものだな・・・なんて絶対に口に出せないことをぼんやりと考えていた。
■「貫禄」の由来
貫禄とは通常、身に備わっている威厳のことを言います。
詳しく説明すると、身体・人格・態度などから感じられる人間的重みや風格のこと。
太った人を茶化して貫禄がアルなどといいますが、この場合身体が大きいことからそれに伴って態度も大きくなり自然と威厳があるように見えてしまうことからそのように呼ばれるものと思われます。
貫禄の「貫」は、中世以後に田地に用いられた単位からきています。
収穫高を銭に換算し表にしたもののことです。
「禄」は、官に仕える者に与えられる給料のこと。
つまり、「貫禄」は領地の大きさや給与の額といった、武士の値打ちを表したわけです。
今で言えばお金持ちのことを「貫禄のある人」といったわけですね。
お金もちはブクブクと太り、貧乏人は痩せこけていると考えればやはり貫禄があるのはお金持ちということになります。
ってことでデブ=貫禄という解釈も間違いはないことでしょう。
ところで次に社長にお会いするときが不安です。
「あの貫禄はどうした!」なんて言われないように
日々精進していこうと思います・・・なんて書いてる時点でまだまだですね。
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