「じゃんけん」 の由来
意見の分かれたとき、順番を決めるとき、これ以上に便利ものはありませんね。
私は休日にフリーマーケットに出かけることがありますが、その時の値下げの最終手段としても用います。
引き分ければ再チャレンジ。どんなに時間がかかっても公平に数分で白黒がつけられる。
「じゃん、けん、ぽん」の掛け声も非常に小気味いい。
三択という少ない奇数のチョイス、明確に分かれたその「紙」「ハサミ」「石」などに例えられる発想も分かりやすい。
勝敗の基準
* 「鋏(はさみ)」は「石」を切れない
* 「鋏(はさみ)」は「紙」を切り刻む
* 「紙」は「石」を包み込む
しいて統一して欲しいと私が個人的に思うのはその発音くらい。
じゃん↑けん
なのか
じゃん↓けん
なのか。
関西と関東の違い??
歴史
じゃんけんの歴史は意外や意外、浅いのだそうです。
なんと!19世紀後半。
これは本当に意外ですね。こんな単純で便利なものなのに・・
日本には古くから「三すくみ拳」というものがありました。
これはヘビ、カエル、ナメクジの三すくみ(人さし指はヘビ、親指はカエル、小指はナメクジ)で勝敗を競う遊びで、平安時代には存在していたといわれています。
上記は虫拳とよばれていますが、三すくみ拳には他に蛇拳・狐拳・虎拳などが存在するらしい。
17世紀末に、この三すくみ拳に東アジアから伝来した数拳の手の形で表現する要素が加わり今のじゃんけんの基盤となったそうです。
語源
じゃんけんの語源は二人で行うことから「両拳(りゃんけん)」、
チョキを示す「鋏拳(じゃーちゅあん)」が変化したという説の他にも、
「蛇拳(じゃけん)」説、じゃんけんの広東語である「猜拳(チャイキュン)」説などなど・・
説はたくさんあるが不明となっているようです。
日本語であってほしいと願いますが、どうやら漢字=大陸からが有力かもしれませんね。
略されているであろう「ポン」もそれを感じさせます。
そういえば、近所の幼稚園児が、英語の先生を「ジャンケン先生」と呼んでいました。
よく聞いてみたらどうやら「ダンカン先生」でした。きっとそんなノリでしょうね。
最後にじゃんけんうんちく
「じゃんぽんけん」と言う場合もあり、その場合は通常ルールでは負ける人が、勝つというルールであり、通常ルールでは勝つ人は、この場合は負ける。
ややこしいなぁ。要するにへそ曲がりルール。
チョキは、「チー」「ピー」「キー」と呼ぶ地域もある。
コレは聞いたことなかったです。
チョキには2種類あり、親指と人差し指を伸ばすチョキを「男チョキ」、人差し指と中指を伸ばすチョキを「女チョキ」という呼び方がある。
「男チョキ」は一部には「田舎チョキ」と呼ばれる。
これはうちの周りも該当。
グーから親指を立てた爆弾も存在する。あるある。変形の基本。
「パー」だけを使ってするじゃんけん「うらおもて」というものも存在する。
多いが勝ち少ないが負けってやつですね。
グー・チョキ・パーの関係を一時的に無視し、最も多く、もしくは少なく出されたものを勝者とする。
最後に二人残った場合はじゃんけんをする。
人数が多いときに多用。
「グー」と「パー」だけを使ってするじゃんけんを「グーパー」または「グーパージャン」と呼ぶ。
二択用。
上級者様へ
じゃんけんは偶然性に多くを支配されるゲームであります。
しか~し!!心理戦の側面も有しているのです。
これは、競技の性質上、相手が何を出すのかが事前に分かっていれば確実に勝つことができるからであります。
相手の顔色、性格、過去の実績など頭の中でデータを総動員して究極の三択をお楽しみください。
凡人はグーかパーを最初に出すはずです。つまりパーを最初に出せば勝率は上がる!
かもしれません。
ゆゆゆのゆ - 2020年1月11日, 12:35 PM
いつも見させてもらっています(●︎´▽︎`●︎)
とても分かりやすくて、友達にも
オススメしていますよ(^∇^)