「イクラ」 の由来
なぜ今までこの物体の由来をやらなかったのか。
未だに不思議である。
「イクラはいくら?」
子供でも考えやすいダジャレ。だからこそ、その由来は気になる。
大人になると、考えている以上にお値段は張るんだよといったダジャレは無視。
それこそ大人の事情で物事をとらえすぎ。
確かに回転すしでもウニや大トロ、中トロに続いて高値のつくイクラ。
その由来はどこからぞね?
■「イクラ」の由来
イクラとはサケの魚卵。そんなことは説明せずとも皆さんもご存知のことだろう。
「イクラ」の由来はなんとロシア語からだと言う。「魚卵」「小さくて粒々したもの」という意味らしい。
ただ、ロシア語における「イクラ」はサケに限らないのだそうで魚卵であればたらこでも何でもすべてが「イクラ」となるのが日本語との違い。
サケの卵は、ロシアでは「赤いイクラ」と呼ばれる。
一方、「黒いイクラ」というものも存在するそうで、こちらは皆さんご存知キャビアのこと。
ロシア人がばらしたサケの卵を「イクラ」と呼んでいるのを見た日本人が、これはいいと採用したのが日本人がイクラと呼んだ始まり。
それまで日本ではなんと呼ばれていたかというと、それは全て筋子だったようだ。
現在の呼称でいうところの、サケの卵巣から取り出した筋子と粒状にばらしたイクラを区別する名称がそれまではなかったのである。
筋子と区別するのに都合がよかったために「イクラ」が採用されたというわけだ。
皮肉かな、日本にイクラが伝わりだしたのは日露戦争の頃だと言います。
戦争相手のロシア人が、キャビアの代用として食べていたサケの卵イクラ。
そういった勘違いもあってか、昭和初期頃までは日本でキャビアとして売り出されていたものが実はイクラだったという現実もあるようです。
しかし、ロシアでいえばどちらも「イクラ」で間違いないわけでそれを勘違いしたのは日本人の勝手というもの。
まぁどちらも未だに高級であることには間違いないわけで・・・
それに私など庶民は同じ金額でもたぶんキャビアより食べなれたイクラを選ぶことでしょう。
Q 「イクラはいくら?」
A 「結構高いのはその歴史のせい?」
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