「十日(とおか) 二十日(はつか) 三十日(みそか)」 の由来

「はつか(20日)はジャスコ」

これはジャスコがイオンだったころの宣伝文句です。
大手スーパーのジャスコはなぜ二十日に客を呼び込もうと考えたのか?
これは私の憶測だが、音の響きがよかったからではないだろうか。

ではなぜ、10・20・30の区切りのいい日を「とおか はつか みそか」というのかというと、実は現在のような「いち、に、さん…」という数え方の方が後付、つまり外国から伝わってきたものなのだそう。

元々の数の数え方は和語と呼ばれ、外国の影響が無い時代の古い日本語のことを言います。
その「ひふみよ・・・」で数えて行くと、10は「とお」となり、20は、「とお」が「ふたつ」であることから、「ふたつ・とお」がつまって「ふつ」となり、発音は「はつ→はた」となるのだそう。

「か」の方は、「日(ひ)」を表す言葉で、これもやはり和語。
太陽や日光を指さない「日」の意味となります。20歳を「はたち」と呼ぶのもこの原理。
ふつか、みっかなども、「ひ、ふ、み、よ・・・」と数えるうちに、間の音が詰まったものだだったのです。
「三十代」を「みそじ」と呼ぶのも、晦日と一緒ですね。

ちなみに「ついたち」だけ別由来なのだそうで、「月立」つまり月が立つ、その月が始まる日、で「ついたち」となるのだそう。
これまた覚えずらい事実です。

さて話を冒頭のジャスコに戻すと、イオンとなった今も20・30にはセール企画があるるようだ。
つ ま り ただただ、区切りよく分かり易いからその日だったようですね。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

1コメント

  1. ひで - 2022年11月6日, 5:21 AM Reply

    この呼び方が正しいなら日にちや年齢以外でも、20のことをハタと呼んでいたのですか?
    18、19、20(ハタ)と呼んだことを聞いたことがありません。

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