「寝坊」 の由来
朝おそくまで寝ていること。また、そのさまや、その癖のある人。
とはお寝坊さんのこと。
私は自慢ではないですが、大きな寝坊をしたことは数えるほどしかありません。
でも逆に、寝れないことはよくあります。
運動会の前、大会の前、遠足の前、受験の前、昔から緊張して寝れませんでした。
結果はほどよく、そつなくでしたが、それがなければもう少し高望みできたかも・・・とは今だから言える冗談。
その時はベストを尽くしたはずなのでそれが実力ですね。
寝れるようになったのは思春期を過ぎてから。成人してからだったでしょうか。
大きな悩みが一つ消え、安心を得た瞬間すっ~と寝れるようになりました。
あれは本当に不思議なもの。そ
れでも、皆さんがよくする電車で居眠りなどは更に10年ほどの期間を要しました。
そんなわけで電車を乗り越したことはありません。
でも正直電車で寝れる人が羨ましくも思えます。景色のつまらない地下鉄などはなおのこと。
寝られないのと寝坊とどちらがいいのかという議論に答えがでるのかは分かりませんが人それぞれの性格が関係しているのは間違いありませんよね。
■「寝坊」の由来
「寝」は「寝る」の連用形からの名詞用法でしょう。「朝寝」「昼寝」のように複合化します。
「寝坊」の「坊」とはやはり男の子のことを指すのか?
確かに女の子は男の子に比べてしっかりしている子が多いので寝坊する率が低いのは間違いなさそう。
男の子がなぜ「坊ちゃん」と呼ばれるのかといえば、坊主頭が多かったことが関係していると考えて間違いない。
頭を丸めているのでお坊さんにたとえられたのである。
もしかしたら「寝坊」の「坊」も「お坊さん」からきているのか・・・
いやいやお坊さんと言えば朝から忙しい=早起きというイメージがある。
そんなわけはない。
「坊」というのは元々、僧の居所やその建物のことを言ったそう。
転じて僧侶 の意(お坊さん)となった。
小さい子どもや 、名前の下につけるようになったのは親しみをこめた愛称にするためで男の子に限ったことはないのである。
「けちん坊」「あばれん坊」「甘えん坊」「風来坊」「きかん坊」
「坊」は人の状態を表す語につけて、そういう人の意を表す接尾語。
男女差があるわけではなかったのだ。
坊を探求するうに寝坊もなんだか可愛らしく感じてきた。
お寝坊さんと言いたくなる気持ちが、よくわかる気がする。
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