Photo By Sigmund
「ミノルタ」 の由来
我が家は昔から写真を撮るという習慣が家族中にある。
父と母は各々一眼レフを持っていたから、高校生くらいになると私も必然的にそれを求めた。
ただ、当時はフィルムだったので現像の手間もコストもかかる。
カメラ屋に現像の依頼を出して数日して取りに行く。
一々カメラ屋に足を運ぶという行程もかなり面倒だったし、そもそも必ずプリントしなければならないという強迫観念から、シャッターを押すという作業にも緊張感が走ったものである。
でも、思い返してみると撮った画像が見られるのがずいぶんと後という現実は、それまでに抱く妄想やら願望やら希望やらを掻き立て膨らませ、今になっても深く頭の隅に記憶されていることを思い返すと、それはそれで楽しかったかなと思ったりもする。
「ミノルタ」の由来
久しぶりに実家の屋根裏を掃除していたら、その一眼レフがでてきた。
メーカーを見るとミノルタ。
最近は見かけないそのブランド名だが、確か自分で初めて買ったカメラもミノルタで、当時の価格で2万円位したなと懐かしさを覚えた。
ミノルタ株式会社は、2003年にコニカ株式会社と経営統合し、コニカミノルタホールディングス株式会社となった。
東京都千代田区に本社を置き、主に複写機・プリンタ等のオフィス用品及び、カメラ機器・工学レンズ・ガラス基板・液晶用フィルム等の電子材料などを製造している。
ちなみに「コニカ」の由来は、旧社名の「小西六写真工業」と「カメラ」を繋げて縮めたもの。
「ミノルタ」側の由来には複数の説があるのだそう。
一つは、創業地である兵庫県西宮市の武庫川河畔に広がる田園風景から「ミノルタ=稔る田」。
そこには創業者の田島氏の母の教え「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」が込められているというもの。
もう一つは創業時のブランド名であり、後の社名でもある「モルタ」がドイツ語の”Mechanismus Optikund Linsen von Tashima”の略であったのを英語表記に直し”Machinery and Instruments OpticaL by Tashima」とし、その頭文字等を抜き出したというもの。
後者は申し訳ないけど面白くないので由来メモでは前者押しで。
英語でありそうでない単語、そして日本語ではそれ以外に意味を持たない文字の並び。
私はこのネーミングけっこう好きです。
よし - 2019年2月18日, 9:51 PM
16年ほど前に一眼レフカメラを購入して、数回しか使わくて倉庫に眠っておりました。どこか買い取ってくれる所はないかと探しましたが、ミノルタを買い取るところは殆どありません。レンズ.とかもったいなくてどこかないものでしょうか?