Photo By Shinichi Higashi
「紅茶花伝」 の由来
紅茶の樹は、ウーロン茶と同じツバキ科の常緑樹らしい。
原種は中国の雲南省からチベット、ミャンマーにかけての山岳地帯。
中国では、お茶は有史以前からその葉を摘んで不老長寿の霊薬として重宝されていたそう。
まさに中国4000年の歴史というやつ?
高級な薬から、飲み物として一般化したのは6世紀以降だという。
このお茶の文化が欧州にもたらされたのは17世紀。
オランダによって、中国から伝えられ、それがイギリス貴族社会で人気を高めていった。
もちろん当初伝えられたお茶は緑茶で、それが紅茶となった経緯については定説はない。
製造業者が買い手の好みに合わせてその発酵を進めていくうちに、強く発酵したものを紅茶と呼ぶようになったという説が無難なようだ。
日本に紅茶が入ってきたのは更にその後で明治20年のこと。
たったの100kgで、しかもその輸入先は原産地の中国ではなく、イギリスだったと言う。
欧州文化の憧れ(アフタヌーンティーとか)だと思っていた紅茶が、なんと中国から、しかもその茶葉はウーロン茶等と一緒とな。
これはすごい驚き。
皆さんは知っていました?
紅茶という名前はきっとその色からと考えられる。
そして申し訳程度に「紅茶花伝」の由来。
「紅茶花伝」の由来
理由は・・・紅茶と言えば!!!
紅茶花伝?
紅茶と花の自然な結び付きを考慮し、有名な能の書物である「風姿花伝(ふうしかでん)」をもじって作られたのだそう。
花伝には、四季折々の花を通じて、時の移り変わりを感じとるという意味が込められているらしい。
また、紅茶花伝という音の響きは上品で高貴なイメージを作り上げているとか。
確かに、この綺麗すぎる名前は日本独自の季節の変化と欧米の上流階級を彷彿とさせる。
まさに日本の紅茶的な。
でも漢字四文字であるというのは、その出所が中国と知ってのことなのだろうか?
皆さんは紅茶のルーツ知ってました???
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