Photo By 最後の億萬長者
「長者」 の由来
一度は載ってみたい長者番付。
でも、そんなところに載ってしまったら、色んな人にたかられることだろう。
最近は公開されなくなったのかな?もしかしてそんな理由から?
よくよく考えてみれば、公開する理由もされてしまう理由もわからない。
そのくらい頑張ったと評価してくれる人はごく僅か。
ほとんどは嫉妬の渦の中にあり、そんな世間の白い目にさらされ、まさに百害あって一利なし。
よく遺産相続で長者番付に出てしまう人がいるが、それも羨ましいようなそうでもないような。
この国の法律は、財産も三代ほど相続すると大分減るような仕組みにできている。
そして、税金をたくさん納めても何のメリットもないこの国。
たくさん儲けても半分持っていかれるならそれほど稼がない方が得だろう…
なんて私の意見なんてまさに負け犬の遠吠え。
そりゃあ無いよりはあったほうがいいのがお金。
長者と呼ばれたくないのか?と聞かれたらそりゃ呼ばれたいよと即答は出来なくても、心の中では当然思ってるわけ。
「長者」の由来
「長者」は仏教に起源をもつ言葉だという噂がある。
古代インドでは土地や商業資本を多く所有する資産家の中でも社会的地位の高い人を長者と呼んだというのだ。
それが仏教と共に中国へ伝わったときに、中国の僧がサンスクリットを漢字に翻訳し「長者」となったというのがそれ。
「長」という漢字には、二つの意味が存在する。
一つはもちろん、ポピュラーな「距離的」「時間的」な長さであり、もう一つは意外に知られていない「たけている、まさっている、すぐれている」という意味。
後者の意味で考えると「長所」とか「長老」とか「社長」とか「市長」とかたくさん出てくることに気付かされる。
「長者」の「長」もこちらの意味で「すぐれた者」といった訳が適切かもしれない。
そこから、「年長の者」や「統率者」更には「金持ち」を表すようになったのだ。
「村の長者」といったらその村一番の金持ちであり、その人物がおおよそ村長(むらおさ)を兼ねていたと考えれば理解できるだろう。
それは今の時代にも通じることがある。
政治には金が必要。
そんなわけはないと思っても、お金がかかるのは事実のようである。
たくさん持つものは裏から誰かを支援し、自分に有利なように働きかける。
勝ち組がいつも勝ち続けるようにできあがっている。
勝つ者はより勝てるような仕組みを作り上げている。
「長けたもの」が人間的に優れた人であってほしいと願うが、そのような人物を探すのは今の時代では難しいことだろう。
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