「さようなら」 の由来

私は挨拶のできない人が大嫌いです。人と人との繋がりの第一歩と考えているからです。
おはよう こんにちは さようなら
しかし、時に迷うときもあります。
散歩道をすれ違ったとき、面識はないけどよく見かける人とすれ違ったとき、見るからに仏頂面な相手のとき、以前に挨拶しても目も合わせなかった人に会ったとき。
いっそするのが「当たり前」の世の中になって欲しいものです。ほんの一言でお互い清清しい気分になれるのですからね。
そんなわけで今日は「さようなら」から始まる挨拶の語源について。

挨拶の語源
最初は最近「常用漢字」となった「挨拶」から。しかし難しく、ややこしい漢字ですね。
あいさつはもっと単純なことだと思うのですが。
「挨拶」はなんと!禅宗から。またか・・笑 だから難しい漢字なのか。
問答をすることで相手の悟りの深さをさぐることを「一挨一拶(いちあいいちさつ)というそうです。
このことから手紙の往復のやりとりなどを挨拶というようになったそう。
漢字としては「挨」も「拶」も「押す」という意味で「複数で押し合う」ということを表しているそうです。

次は「おはよう」
おはようの語源は「お早く○○ですね。」などの「「おはやく」からだそうです。
補足すると「おはよう」はその日に初めてあった人にも言うという意味もあるので、一部の業界では夜でも「おはよう」というとか。
最近は一部ではなくなってきているきがするけど。

「こんにちは」
「今日はご機嫌いかがですか?」の「今日は」から。「今日は」以下を略して「こんにちは」となったそう。
ちなみに「は」か「わ」かについては、誰しも一度は悩んだことありませんか?正しくは「は」なのですが、「わ」が「和」に通じて親しみやすいという理由からあえて「わ」を使う人も多いそうです。
バランスは断然「わ」だとおもいますが。

そして最後は「さようなら」
さようならは、「左様ならば(さようならば)」の「ば」だけが略され、挨拶になったそうです。
最近よく使われる「じゃあ そういうことで」も同じような意味。
「また次の機会を楽しみにしています」みたいな意味をきっと含んでいるのでしょうね。
どれも「日本語の優しさ」「相手への敬意」が見え隠れしていてベストチョイスに感じました。




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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