「バケツ」 の由来
昔の学校では悪いことをするとこれをもって廊下に立たされたそうですよ。
今日はバケツ。
ブリキにステンレスにプラスチック。原材料は用途によって様々。
今でこそペットボトルなんてものが開発されましたが、一昔前は液体を運ぶのには欠かせない便利グッズだったはずです。
語源ほか
漢字は当て字ながら「馬穴」というものがあるそうです。なるほどあくまでイメージですが、家畜の飼育などで餌やりなどに使われそうですよね。
参考用途が興味深いので・・
液体の運搬、ゴミの保管、水生生物の採取、生花の保存、食品の保存、運搬、調理、植木鉢やプランターの代用。そして「昔の小学校では、罰としてバケツに水を満たして持たせ廊下に立たせた」
おお、代表的な使用例の最後にノミネートされておりました。感激ですね。
ちなみに年配のかたのお話から。
贔屓の野球チームが負けた翌日の担任教師が、階段の上から水ごとバケツを生徒に投げつけて鬱憤ばらしをしていたとのこと。
今やったら新聞沙汰ですね。
語源は、「馬や牛のお尻に桶をあてがって糞を肥料にしていた」からとか、「馬車鉄道が交通手段だった時代、馬糞に悩んだ銀座の商店主の苦情を受け、馬のお尻に桶を結わえつけた」とか。
だったら面白いですが、あくまで当て字から生まれた後づけのようですね。
そもそも「馬穴」と漢字を用いたのはかの有名な夏目漱石先生のようです。小説「三四郎」の中で「馬穴」と書いてバケツと読ませる、ユーモアのある当て字を使っているとか。
漱石といえばノボールの正岡子規と確か級友。この時代はそういった駄洒落めいた流行があったのかもしれませんね。
文豪が面白半分につけた解釈が後の世にこのような歴史を生み出すことなど当人たちも想像できなかった「現代語り草全集」ですね。
そんなわけで「バケツ」は単純に英語の「basket」(かご)の訛りのようです。
「Bucket」(桶)ではないかという意見もあるようですが、英語からという確信に揺るぎはないようです。
自分はどっちでもいいかな。漱石先生のいたずらでお腹一杯です。
ピーマン - 2017年9月13日, 10:15 PM
漱石がバケツを馬穴と書いたのは彼がロンドンの馬車が馬の尻に木桶を付けているのを見て書いているのです。
今でも街中を走る馬車はバケツを尻に付けています。
雨量 - 2021年11月11日, 3:48 PM
ファイル