「普段(ふだん)」 の由来

「不断の決意で~」

最近のテレビってやつは必要以上に字幕ってものをつけてくれる。
そのお陰で若干漢字に詳しくなったり、反射神経を養えたりするわけだが、そこにばかり注目してしまうことで耳が疎かになったり、言い回しの違いに戸惑っているうちに先に進んでしまったりそして、時に悩まされることもある。

例えば今日のこの「不断」。
読み方はもちろん「ふだん」である。
文章から察してもその意味は「絶え間なく」といった解釈を私はした。
更に調べてみると、いつまでも続くこと。また、そのさまとあった。
決断力がない・こと(さま)ともあったが、こちらは「優柔不断」のことであろう。
そこではっとさせられたのだが、「普段」と変わらないではないか。
読み方も一緒であるし。

■「ふだん」の由来

「普段・ふだん」 = いつもその状態であること。日常や日頃のこと。
普通の段と書くこの漢字は実は当て字だというのだ。
本来は先ほどの「不断」と書いたのだそうで、不断の「絶え間ないこと」や「いつまでも続くこと」の意味から「いつもの状態であること」「日頃」といった意味が派生したのだそうだ。
また、「特別な時、場合」と対立する言葉だそうで、「晴れ着」に対する「普段着」と考えてもらえばその使い方が理解できる。
こんなこともあるものかと考えさせられる。
テレビの字幕など見なければ一生こんなこと考えなかったかもしれない。
そんなわけで、ほとんど批判めいたコメントを最初に書いておきながらためになるな~とお惚気でもして今日はうまくかわすことにする。


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著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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