「パタゴニア(patagonia)」 の由来
昔、学生だった頃都内の洋服屋をうろついていた時、えらく人気のあるブランドを見つけた。
それがパタゴニア(patagonia)。
アウトドア系のブランド、その程度の認識だった。
当時の自分のスタイルは全く別のものであり、購入の意思はなかったが、あまりにもいい年のおじさんたちが飛びついているから気にならないわけはなかった。
あのくらいの歳になったら着るようになるのかなぁ・・・
あれから十数年。
東京を離れてライフスタイルも変わった。
それほどオシャレに気を使うこともなくなり、好きなブランドも様々に変化した。
そして「いい歳をしたオッサン」の興味ははとうとうパタゴニアにやってきた。
着やすいもの、着心地のいいもの、機能性に優れているもの、そしてちょっぴり主張している大人の服。
いつのまにか選ぶものにパタゴニアが多くなり、それに合わせてクローゼットにアウトドアブランドが増えた。
あの頃よりは落ち着いたかな。
歳を経ると主張しすぎない服に興味が移るものだ。
様々な感情が吹きだす中、私は今パタゴニアにうるさくなってきた。
■パタゴニア(patagonia)とは
パタゴニア1957年に創立したアメリカのアウトドアのウェアブランド。
(登山用品、サーフィン用品、アウトドア用品、衣料品など)
創立者はイヴォン・シュイナード(Yvon CHOUINARD)さん。
環境に配慮する商品で知られており、環境問題に取り組むグループの助成を行っているこでも有名なのだそう。
ただし、暴力的な抗議活動で知られるアメリカの反捕鯨団体シーシェパードも支援団体に入っているということなので、日本人としては複雑な心境です。
環境への配慮は製品にも反映されており、1996年以降の綿素材商品にはすべて無農薬のオーガニックコットンを使用しています。
また、現在発売しているウール製品には非塩素処理の原料を使用しているそうです。
ブランド名であるパタゴニアの由来は、南米アルゼンチン・パタゴニア地方から。
地図には載っていないような遠隔地であること、氷河に覆われた山岳という地形、ガウチョ、コンドルなどが飛び交う幻想的な風景というイメージがピッタリだったことと、各国語で発音がしやすいという点が採用の決め手だったそうです。
ちなみにブランドロゴは、アルゼンチン・パタゴニア地方のフィッツロイ山系。
クライマーとサーファーが集まってスタートしたビジネスと彼らが推進したミニマリストのスタイルが反映され、シンプルさと実用性に徹したデザインを追求した独特のスタイルを確立しています。
環境への取り組みというのが、今回私が得た最大の収穫です。
パタゴニアは商品代金の値引きや還元の対象にこそありませんが、直営店での商品購入時にはできる限りマイバッグの持参を推奨しています。
もちろんショップにも再生ポリエチレン製の持ち帰り用袋は常備されていますが、利用の際にはデポジットとして商品代金とは別に100円が必要となります。
ここからが面白いところで、袋は不要になった時点で再び直営店に持参・返却するとデポジットの100円が戻るとともに、返却された袋自体もリサイクルに回されるとのこと。
徹底されていますね。
一流ブランドとは一線を画しますが無駄の嫌いな私の好む方向性です。
私の今の一番のお気に入りのTシャツはパタゴニアの黄色いものなのですが、その生地が何しろ薄い。ところが頑丈で色もあせない。
いい感じにくたびれたままその「アジ」で自己主張をしてくれます。
ロゴのオレンジ色もきいていてあと数年は着ていたい一枚。
できればもう一枚欲しいけど、環境に配慮することを考えれば破れるまで、破れても着続けることがブランドの意思に沿うものだと信じています。
(パタゴニア)patagonia W’S TORRENTSHELL JKT 83805 MAN Mango S MAN
[パタゴニア] patagonia Lightweight Travel Pack 48817 472 (LML)
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