「アンガールズ」 の由来
芸人にとって一番大切なことってなんでしょうか?
それは基本的に気持ち悪さではないでしょうか。
見たことのない強烈なインパクトってのは、視聴者に強烈なイメージを植え付け他者よりも、自分達を優位な位置に持ち上げてくれます。
もちろんそれだけではファンは付いてきません。
実力も必要です。努力も必要です。時には駆け引きも必要かもしれません。
でもこの二人はどうでしょう。
持って生まれた気持ち悪さはもちろん個性として活きていますが、実力があるのかといわれると、そこには若干疑問が残り、いつもの脱力感からは努力をあまり感じず、駆け引きをするほど器用には見えない。
そうか!もしかしたらここまで運だけで登ってきてしまったのか・・・
今日はお笑いコンビ、アンガールズを取り上げます。
■「アンガールズ」の由来
アンガールズは、ワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ。
ツッコミ・ネタ作り担当でまれにボケる田中卓志(たなか たくし)さんと(愛称は「ミイラ」、「たなぴー」、「ハゲピスタチオ」、「ガイコツ」)
ボケ担当でネタの最終確認を行い、まれにツッコむ山根良顕(やまね よしあき)さん(愛称は「カッパ」)のコンビ。
田中さんは身長187cm、体重60kgで体脂肪率は5%
山根さんは身長180cm、体重53kgで体脂肪率は15%
と、皆さんご存知のようにひょろ長く、ツインタワーのような二人。
大学時代に「ボルケーノ」という旅行(正確には旅行企画)サークルで出会います。
当初は違う大学であることや、ルックスがかぶり過ぎていることでお互い何となく敬遠していましたが、サークルの連絡ノートに田中さんが自分の名前を「たくしのり」と記入していたのを山根さんが発見し、同じ東野幸治ファンだと知り、声をかけたのがきっかけで友人関係となったのだそう。
「たくしのり」って何なのってググってしまいました。
その必要はありませんでした。。
「ひがしのり」ならぬ、「たくしのり」と。田中卓志だから・・・
2000年春頃には、それぞれが友人を連れて上京します。
が、それぞれが挫折。
仕方なく・・・同年9月頃二人でコンビを結成したのでした。
「アンガールズ」という名前については、2人ともなよなよしているため「~ガールズにしよう」と田中さんが提案しますが、いつもの調子で山根さんが「自分たちは女ではない」と主張し「アン(UN・否定)」をつけたのだそうです。
他にもコンビ名の候補として、タモリさんに好かれようと考えたことから「タモリス」「タモガール」 他にも「巨神兵」(風の谷のナウシカより)というものがあったそう。
また当初は「UNガールズ」と表記していたため、「アンガールズ」でなく「ユーエヌガールズ」とよばれたこともあるそうです。
そのため現在は全部カタカナ表記になりました。
最初に書いたように、私にはルックス以外に彼らがなぜ売れたのかいまいち理解できません。
そこのところを大御所たちのコメントから拾ってみると、
関根勤さん「芸風もキャラクターも唯一無二。かぶる存在がいない貴重な存在」
関根さんが言うのだから真実味が深い。
さらに関根さんは、単独ライブ開催の度、必ず趣向を凝らした花を贈っているという入れ込みよう。
更に松本人志さんのエッセイでは「今の若手芸人で一番面白いと思うのはアンガールズ。コントもよく練られている」とのこと。
この評価は本人達も嬉しいのではないでしょうか。最高の賞賛ですよね。
そして最後に気に入られたくてしかたが無かったタモリさん
森田一義アワー 笑っていいとも!の中で「ふたりは本当に人間がいい(性格が良い)」と語っており「タモリ倶楽部」に出演させるなど彼らを気に入っているのだそう。
礼儀正しいのはタモリさん相手だからではないのか?
ってなわけで、キャラに実力に礼儀正しさと三拍子揃ったのが「アンガールズ」!
なんだって。
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