「COWCOW(カウカウ)」 の由来
COWCOW(カウカウ)
こんなありきたりというかインパクトの無い綴りや発音のコンビ名でよく生き残ったものです。
COWCOW(カウカウ)とはよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ。
NSC12期生として1993年結成。
よしもとを中心に活動していましたが、2001年に東京進出を果たしました。
ツッコミ担当の山田 與志(やまだ よし)さんとボケ担当の多田 健二(ただ けんじ)さんの二人組。
その特徴といえばダントツで挙げられるのが多田さんのスーツ。
それは皆さんご存知の伊勢丹の紙袋柄であり、この注訳をつければカウカウをご存じない方でもテレビ等で見たことを思いだすかも知れません。
私も以前から彼らを知っていましたが、そういった出で立ちだけでつかもうとする芸風からも彼らの命は短いだろうと予想していました。
しかし、そんな考えを覆させられた驚くべき事件的衝撃がある日訪れたのです。
それは、多田さんの派手な衣装に気を取られて存在感の薄かった山田さんのピンネタ。
それは「R-1ぐらんぷり」で炸裂したのです。
フリップをめくるいわゆる「めくり芸」でフリップに様々な仕掛けが施されており私はその芸を始めてみたとき、久々に腹の底から笑いました。
そして最近では、日常の中で起こる出来事を簡単な動作と組み合わせてユーモラスに表現する「あたりまえ体操」で一世を風靡。
2012年の流行ものとして年末も様々なテレビ番組に引っ張りだこ。
更に2013年には海外進出も視野に入れているということで今後も活躍が期待できます。
最初の登場のイメージからは想像もできない大躍進ですが、陰に隠れてコツコツとネタ作りをする山田さんのお笑いセンスからしたらヒットするのも「あたりまえ」だったように感じます。
■「COWCOW(カウカウ)」の由来
そんなセンスの塊、カウカウの不思議でならないありきたりな名前の由来は・・・
実在していたバンドのCOW COWからとったといいます。(COBRAのYO-SUKOとLAUGHIN’ NOSEのPONが結成したハウスユニット)
しかしパクリが問題視されこの名前に待ったがかかります。
仕方なく一時期コンビ名を「横綱」としていたそうです。
この「横綱」については、山田さんが当時好きだった大阪府出身のロックバンド「GARLIC BOYS」の「YOKOZUNA」からとったとのこと。(これもパクリなのか・・・)
その後、実在していたバンドCOW COWの方から「この名前あげるよ」と言われ、コンビ名を「COWCOW」に戻し現在に至るということです。
インパクトの無い綴りや発音のコンビ名で・・・と冒頭でかきましたが、この名前は実は勝ち取ったものであるという意外な事実が判明しました。
私はお笑いには手厳しいのですが、この二人にはこれからも大いに期待しています。
最近のコメント