「明石家さんま」 の由来
大御所とかビッグスリーとか、要は海千山千の芸能界の一番高いところに君臨しているってことで、特に若手芸人なんかを見ていると、見てるこっちがかわいそうになるくらい恐縮したりする。
それは国民的お笑いスターとして活躍を続けているタモリさん、ビートたけしさん、そして今日取り上げる明石家さんまさん。
大変申し訳ないんだけど、前記のお二人は若手を大切にするイメージがあるんだけどさんまさんに関しては私の見る限り、後に続く若手よりもその場の笑いを選んでいるように見えなくも無い。
それは「芸人」としては当然なんだろうけど、そろそろいい歳なのだから役回りってのがある気がするんだよね。
そんなにがんばらなくても誰もでしゃばらないだろうし、もちろん前にもでない。
てゆーか出れない。
そのくらい高い位置にいるんだから、もっとゆったりと構えられないものだろうか。
いつも忙しくて忙しなくて賑やかでうるさくて・・・そうか私がそういうのが苦手だから気になるのか。
もちろんそれが芸風だから仕方が無いのだろう。
逆にいつまであのテンションと勢いを保って老いていくのかは見届ける価値はありそうだ。
なんだかまとまらない消化不良のまま前に進む。
■「明石家さんま」の芸名の由来
笑福亭松之助さんのもとに弟子入りした当初の芸名は「笑福亭さんま」だっったのだそう。
「さんま」については有名な話なので知ってる方が多いと思いますが、師匠にお父さんの職業は何か?と尋ねられたので「魚屋です。」と答えたから「さんま」になったのでした。
ちなみにさんまさんの兄弟弟子には、自転車屋から明石家サドル、美容室から明石家パーマなどが命名されているとのお話。
「さんま」は必然てわけ。
ってことで、気づくのが一説にある「魚屋でも明石の魚屋」だから明石家さんま説。
これは誤りで、「明石家」は師匠笑福亭松之助の本名「明石徳三」から。
実家が水産加工業を営んでいたから「さんま」というのにも誤解があるよう。
さんまさんといえば、育ちが奈良なのは有名ですが、奈良で水産業はないだろうと。
それについては生まれは和歌山県の現在の串本町というところだそうで、この串本町といえば本州最南端の水産の町。
おそらくそこでの商売が水産業と考えるのが適切なようです。
亭号を「明石家」に改めた理由についても、落語を演じない者に一門に「笑福亭」を与えることは許されないという一門の方針からというのが通説になっているそうだが、師である松之助自身一時落語を離れ喜劇役者に専念していた時期があったという事実や、兄弟子の明石家つる松(後の橘家圓三)は古典落語しか演じなかったことから、落語をしないことが「明石家」を名乗る直接の理由ではないといえるようです。
さて話は戻ってそんなさんまさん(若手が顔色をうかがい震え上がる)が、テレビを通しても感じるほどビビッていたことがありました。
それは2011年12月に日本で開催されたサッカーのクラブ世界一を決めるFIFAクラブワールドカップ2011決勝でのこと。
優勝し、更にMVPに選ばれた世界一のサッカー選手FCバルセロナ(スペイン)のリオネル・メッシ選手が特設スタジオにわざわざ寄ってくれました。
仲間と優勝を喜びたいメッシ選手を無理やり呼び出してインタビューを行ったのです。
そこでのさんまさんの質問は「サッカーの質問はみんな聞いてるやろうから、老後はどうしはるんですか」
もちろん日本人的な見方をすれば、さんまさんはボケたのだと見えるかもしれない。
しかし、相手と状況が悪かった。
メッシ選手は「引退はまだ先のことだから分からないよ」と冷静に回答したのだが特設スタジオに残らず早々に立ち去りチームメイトの輪に戻ってしまった。
明らかに不機嫌、怪訝な顔をしてさんまさんを軽蔑するように睨んでいたのを鮮明に覚えている。
これをみてインターネットでは「サッカーにくだらないお笑いは必要ない」「真剣に戦う選手に失礼」などの批判が殺到したというが、一番傷ついたのは、サッカー大好きなのに間抜けな質問をしてしまった本人ではなかろうか。
他の番組でさんまさんは「出演予定のなかったメッシを日本テレビのスタッフが無理に頼んで連れてきた」とか「これまでクラブワールドカップでインタビューした選手は愛想が良かったのにメッシは機嫌が悪かった」「メッシにサッカーのことを聞いても一緒やないか」などと弁明していたというが、それこそなんとも情けないと私は思う。
この問題は未だに、私を含めたサッカー好きにとっては本当に残念な「事件」。
ところが調べてみると、さんまさんの引き起こした事件は他にもたくさんあるらしいことが判明した。
例えば2007年には、TBSにて放映していた自身の主演ドラマ「ハタチの恋人」の最終回が終わる頃を見計らい、FIFAクラブワールドカップの総集編に出演。
そこにゲストとして出演したACミランの選手を指差し、ウェアを脱がそうと大はしゃぎ。
ここでもたくさんの非難を浴びた。
酔っ払っていたのか?
2002年FIFAワールドカップの準決勝、韓国対ドイツ戦では、中継が日本テレビ系列にて放送された際、韓国への渡航を拒否。
しかもドイツ代表のユニフォームを着用して、日本のスタジオで司会進行を務めた。
これについて韓国サイドからは批判の声があがったらしい。
さんまさんに言わせれば「ドイツ代表が好きだから、ユニホームを着てただけなのに」
好きなことだと夢中になってしまうことは誰でもあるしわかるけど、それを公共の電波で放送するのはいかがなものだろう。
次のクラブワールドカップではまたゲストに呼ばれるのだろうか?
こんなことをもし若手芸人などが口にしたら次の日には仕事を干されるだろうか?
しかし、私は芸人ではなく 一、サッカーファン。
だからきつく言わせていただく。笑いにもTPOと節度をね。
ひひひひひ は~ (引き笑い)
明石家さんまの話し方はなぜ60分、人をひきつけて離さないのか
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