「ヘーベルハウス」 の由来

知人が家を建てる。共通の知り合いに土建屋さんがいたからてっきりそこへ頼むのかと思った。
話を聞いてみると、地元の有力者に知り合いがいていろいろ骨を折ってもらった経緯からその社長さんの顔を立てて「ヘーベルハウス」で頼むとのことらしい。
それでも若干不満があったようで、いくつか愚痴をきいてきた。

とにかく、坪単価が高いらしい。
70万円以上するそうで、確かに知識の無い自分でもハウジングでも60前後くらいって聞いていた気がするから高いのがわかる。
ただ、二世帯住宅で二階建てで坪数から考えたら建物だけで5000万をくだらない。
そんなにお金もってるんだから、足元を見られたのか?って気もするけど。
もう一つ別の会社と迷ったらしいんでけど、最終的には営業を気に入ったとか。

それも今の時代なのだろう。
家の信用を人で買う。
私は家を建てる予定など無いのだけれど、今日は勉強のために調べてみることにする。
へーベルハウスは大手メーカーの中でも価格は最高の部類らしい。
「へーベルで家を建てられる人は、どのメーカーでも建てられる」と書いてあった。余裕がある人が選ぶようだ。
確かに周りで建てたって話はあまり聞かないから私の周りには金持ちが少ないのだろう。
ただ、へーベルさんの営業の話だと数年先までいっぱいとのこと。
本当にそうなのか、営業のリップサービスなのかは私にはここではわからない。
そして問題の、へーベルハウスはなぜ坪単価が高いのか。
これについては、メンテナンスがしっかりしているからというのが答えのよう。
建てた家がすぐに壊れてしまったら・・・考えるとぞっとする。
信用を先に買うというのがへーベルハウスのようだ。

■ヘーベルハウスとは

ヘーベルハウスは旭化成グループの建設会社である旭化成ホームズ(あさひかせいホームズ)の一戸建住宅のブランド名である、旭化成ヘーベルハウスのことである。
これも不思議なもので、「旭化成」というネームバリューを出したほうがいいのではと素人なら考えがちだが、あえてへーベルで勝負するのだからそれだけ自信があるのか。
ヘーベルハウスとは、ドイツ語 の Hebel Haus 」のことを意味する。
ヘーベルハウスの最大の特徴は、その名称の由来でもある建材名「ヘーベル」を外壁・床・屋根に使用していることなんだって。
特許のように考えればいいのだろうか。

ヘーベルとはドイツのヨーゼフ・ヘーベル社と技術提携して日本に初めて導入されたALC(Autoclaved Lightweight Concrete)と呼ばれる軽量気泡コンクリートのこと。
その軽さといったら、水に浮くコンクリートと呼ばれるほど。
東京都庁、横浜ランドマークタワー、唐招堤寺新宝蔵殿にヘーベルが使用されていると聞かされれば、その高級さが理解できるかもしれない。
確かに知人に説明された話の中にも特殊なコンクリートだから高いというのを聞いた気がする。

またヘーベルは、木と同等の調湿力を持つとのことで、
保存倉庫の外壁材としても重宝されるらしい。これはエコにも関係してくることだろう。
更に耐火性能にも優れているというから話だけ聞くと夢のコンクリートかもしれない。
最近重要視される耐震についても、ヘーベルハウスの主要構造には鉄骨が使用され極低降伏点鋼を用いた制震構造を標準仕様としているので耐震性能は最高等級の「耐震等級3」を持っているとか。
さすが最高級の値段だけあってクオリティも高いようです。

まぁとに高級食材の揃ったレストランのような家だということは分かったんだけどきっとこの先もベンツ同様、身近に感じることは私の人生ではないだろう。
庶民は知らなくていい話しだったかな。。
できあがったら何か理由をつけて訪問してみよう。
でも新築祝いが必要だから、やっぱり円満家庭を装ってモデルハウスかな。


「大人のリビング」の唄/みどりのそよ風


心と耳にのこるCMのうた





著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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